プログラマーになるには、高度なスキルや専門知識が必須だとお考えの方もいるでしょう。しかし、実際は、スキルや知識だけでなく性格や興味関心なども影響します。
今回は、プログラマーに向いている人の特徴と具体的な仕事内容をご紹介します。プログラマーになるために必要な知識やスキル、未経験からプログラマーになる方法も解説しますので、未経験からプログラマーへの転職をお考えの方は参考にしてください。
目次
プログラマーに向いている人の特徴
プログラマーに向いている人の特徴は以下の5つです。
- ものづくりが好き
- 好奇心旺盛
- ロジカルシンキングが得意
- 協調性がある
- 柔軟な発想力がある
ものづくりが好き
プログラマーの主な仕事は、プログラミングをしてシステムやソフトウェア、アプリケーションを開発することです。そのため、何かを作りあげることが好きな人に向いている仕事です。
ものづくりといっても、商品のように手に取れるものではありません。しかし、人の生活に密着するソフトウェアやアプリケーションなどのサービスを作り上げる過程を楽しめる人は特にプログラマーの仕事に向いているといえます。
好奇心旺盛
好奇心が旺盛で、学習意欲がある人もプログラマーに向いています。IT業界は常に変化しており、最新の情報を学び続ける必要がある業界です。
そのため、新しいものや最新の技術に興味があり、好奇心を持って取り組める人が向いています。たとえ就職できたとしても、仕事や新たな情報、技術に興味を持てなければ、スキルアップが難しくなるでしょう。一方で、さまざまな物事に興味を持って積極的に業務に取り組むことができれば、スキルアップだけでなくキャリアアップも目指せます。
ロジカルシンキングが得意
ロジカルシンキングが得意な人もプログラマーに向いています。ロジカルシンキングとは、論理的思考力のことで、物事を筋道を立て考え、情報を整理する力のことです。
プログラマーは、プログラムを組むために、どうすれば目的に達することができるのかを論理的に考えて取り組む必要があります。
実際のプログラミングでは、具体的な指示を言語を使って表現しなければなりません。また、構築したシステムにエラーが発生した場合は、どこが間違っているのか、どこを修正すれば良いのか原因を突き止めて修正しなければいけないため、ここでも論理的な思考が求められます。
協調性がある
協調性があることも、プログラマーに向いている人の特徴です。なぜなら、開発はチームで取り組むことが一般的だからです。
1人でPCに向かってプログラミングをするだけでなく、チームメンバーと連携を取り合い情報や進捗を共有しながら開発を行います。チーム目線でプロジェクトを捉え、積極的にコミュニケーションを取りながら仕事を行うことを日常的に意識していれば、トラブルが生じた場合にも迅速な解決が可能となるでしょう。
柔軟な発想力がある
システムやソフトウェアの開発には柔軟な発想力や想像力が求められます。
一方で、プログラミングは上手くいかなかったり、バグやエラーが起きやすかったりします。このような場合は、臨機応変かつ柔軟に対応し、さまざまな側面からトラブルの原因を探らなければなりません。一つの方法に捉われない柔軟な発想力が求められるでしょう。
また、対処法を理解しておけば、トラブルが生じた場合も迅速に対応できるようになります。アイデアの引き出しを増やして、柔軟に対応できる人はプログラマーに向いているでしょう。
プログラマーはきつい?具体的な仕事内容とは
プログラマーは、一部ではきつい仕事だと言われます。ここでは、具体的な仕事内容やきついと言われる理由、仕事に対するやりがいを解説します。
プログラマーの仕事内容
エンジニア職であるプログラマーの主な仕事内容は、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてプログラミングをし、システムやソフトウェア、アプリケーションを開発することです。
実際にうまく作動するかどうかのテストやバグの修正、ソフトウェアのアップデートなども行う場合もあります。
作成するシステムは幅広く、物流・金融システムやスマートフォン向けアプリケーションなど様々です。
プログラマーがきついと言われる理由
プログラマーは離職率が高く、業務がきついと言われることがあります。その理由は、仕事に納期があるために残業や休日出勤が多くなったり、専門知識を必要とする一方で業務内容に見合わず給与が低かったりする場合があるからです。
また、顧客先での駐在といった働き方をするケースでは、自由な環境で働けないことも、人によってはきついと感じます。
なお、残業の有無や働き方の違いは企業によって異なります。転職時に業界・企業研究をしっかり行い、良質な勤務先を見つけることが大切です。
プログラマーのやりがい
プログラマーは多忙な一方で、やりがいを感じられる仕事です。なぜなら、長期にわたってソフトウェアやアプリケーションを開発するからです。完成したものがクライアントに喜ばれたり、苦労して書いたコードがうまく作動したりしたといったときに達成感ややりがいを感じやすくなります。
また、知識の習得や実務経験を増やすことによりスキルアップしやすいため、自分の成長が目に見てわかりやすいのもやりがいを感じる理由です。
プログラマーに必要な知識やスキル
- プログラミングスキル
- ハードウェアやネットワークの知識
- コミュニケーションスキル
プログラマーとして仕事をするために必須なのが、プログラミングスキルです。C言語やJava、PHPなど、勤務先で使う言語を扱えると良いでしょう。
また、システムやソフトウェアの開発にあたり、システム構築に関する知識が前提になります。システムを搭載するためのハードウェアや構築するネットワークの知識も必要です。
さらに、仕事をスムーズに進めるには、クライアントやチームメンバーと積極的にコミュニケーションをとることが大切です。傾聴スキルや報告、連絡といったコミュニケーションスキルがあれば、クライアントやメンバーとの連携が取りやすくなります。
未経験からプログラマーになるには
IT業界では未経験OKの求人も多くあります。ただし、プログラマーになるには、最低限のプログラミング知識が必要です。
ここでは、未経験からプログラマーになるための3つの方法をご紹介します。
- プログラミングスクールに通う
- 独学でプログラミングに関する知識やスキルを学ぶ
- 未経験でも可能な求人を探す
プログラミングスクールに通う
短期間でプログラミングを身につけたい人は、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。最近では、専門学校や大学に行かなくてもオンラインで学べるスクールもあります。
プログラミングスクールではカリキュラムが用意されていることが多く、実践的なスキルを効果的に身につけられます。独学で学ぶよりも効率よく学べて、その後の就職を支援してもらえることも少なくありません。
独学でプログラミングに関する知識やスキルを学ぶ
プログラマーになる知識は会社によってさまざまに異なります。プログラマーになるために必須の資格などはないため、独学でスキルや知識を身につけて働くこともできます。
また、Progateやドットインストールなどの学習サイトもあるので、上手く取り入れてスキルアップを目指しましょう。
また、資格取得は必須ではないものの、関連する資格を取得しておけばアピールが可能です。IT資格の登竜門ともいわれるITパスポートや基本情報技術者試験などを取得しておくのも良いでしょう。
未経験でも可能な求人を探す
プログラマー職の中には、未経験でもOKな求人もあります。ただし、未経験OKの求人の中には、雑用や簡単な作業に限られることがあるので注意が必要です。
業務を通じてスキルアップを目指せる会社かどうかを確認するには、就職後の教育体制や研修があるのかを確認しておくことが大切です。
なお、IT業界に特化したリクルーティングサービスを活用することで、求人には掲載されていない非公開求人や優良求人を紹介してもらえることもあるので、積極的に利用することをおすすめします。
プログラマーに向いてる人は未経験からでも挑戦してみよう
プログラマーに向いている人の特徴は、ものづくりが好きで好奇心が旺盛なこと、ロジカルシンキングが得意で協調性があること、柔軟な発想力があることです。
プログラミング言語を使ってコツコツとプログラミングを組み、テストやバグの修正アップデートにも対応するため、忍耐強い人に適しているでしょう。
基本的なプログラミングスキルがある方や既にIT業界での勤務経験がある方は、IT業界に強いダイレクトリクルーティングサービス「HUGAN」のご利用がおすすめです。希望条件やスキル、経験に見合う優良求人や非公開求人を紹介してもらえたり、転職サポートを受けられたりするので、ぜひご活用ください。