仕事をしている中で、困ったことがあっても教えてもらえないのは当たり前でしょうか?
確かに、自分の頭で考えて業務にあたることで業務への対応力が上がることはあるでしょう。しかし、過度に教えてもらえない場合は、会社自体に問題がある可能性があります。その場合は、転職を視野に入れることも必要でしょう。
そこで今回は、仕事を教えてもらえないのは当たり前のことなのか、また仕事を教えてもらえない企業の特徴を解説します。教えてもらえないときの対処法や転職をおすすめする理由も解説しますので、仕事を教えてもらえずお困りの方はぜひお読みください。
目次
- 仕事を教えてもらえないのは当たり前?
- 仕事を教えてもらえない企業の特徴4選
- 教育制度が整っていない・マニュアルが存在しない
- 従業員の関係性が悪い
- 過酷なスケジュールや人手不足がみられる
- 見て学ぶ・聞かれたら答えるのが当たり前になっている
- 仕事を教えてもらえないときの対処法
- わからないことを自分から積極的に聞く
- わからないことをまとめて聞く
- 聞いた内容はすぐにメモをする
- アドバイスや回答をもらったら感謝する
- 教えてくれない理由を確認する
- 信頼関係を築くよう努力する
- 改善されないときは転職するのがおすすめ
- 理由①不満が大きくなるだけだから
- 理由②仕事での評価が悪くなる可能性があるから
- 理由③いつまでも成長できないから
- 理由④時間を無駄にしてしまうから
- 理由⑤キャリアの実績にならないから
- IT系の転職ならHUIGANのサービスを活用してみよう
仕事を教えてもらえないのは当たり前?
結論から言うと、仕事を教えてもらえないのは当たり前のことではありません。なぜなら、会社には社員が労働するための勤務環境を整える必要があり、そのためには、仕事のやり方や内容を教えなければならないからです。
また、新卒や中途採用で教育担当が就いている場合は、仕事を教えてもらえて当然であり、パワハラに該当する可能性が高くなります。
仕事を教えてもらえずに困っている場合には、会社に適切な対処を求めましょう。
仕事を教えてもらえない企業の特徴4選
仕事を教えてもらえない企業の特徴は、以下の4つです。
- 教育制度が整っていない・マニュアルが存在しない
- 従業員の関係性が悪い
- 過酷なスケジュールや人手不足がみられる
- 見て学ぶ・聞かれたら答えるのが当たり前になっている
それぞれの特徴を詳しく解説します。
教育制度が整っていない・マニュアルが存在しない
仕事を教えてもらえない企業の特徴の一つに、教育制度や研修制度が整っていないことやマニュアルが存在しないことが挙げられます。新人教育や研修プログラムが不十分で、指導者がいない状態です。
このような企業では、業務手順が明文化されておらず、個人の経験に依存する属人化が生じている傾向が強くなります。特に、規模が小さく、個人能力主義が採られている企業で顕著です。
従業員の関係性が悪い
従業員の関係性が悪く、コミュニケーションが不足していて情報共有が行われない場合も、仕事を教えてもらえない企業の特徴です。従業員間で信頼関係が築けていないため、教え合う文化がないためです。
仕事を教えるには、相手の業務時間を割く必要があります。教えてくれるはずの相手との関係性が悪いと、わざわざ時間を割こうとは思ってくれないため、仕事を教えてもらえない可能性が高まります。
過酷なスケジュールや人手不足がみられる
過度なスケジュールや人手不足で余裕がないことも、仕事を教えてもらえない企業の特徴です。業務が過密なために従業員が忙しすぎて、新人への指導が行き届かないからです。
このような職場では、人として教えたくないのではなく、労働環境が厳しく余裕がないため、教育に時間を割けないなど、企業側に問題があります。
見て学ぶ・聞かれたら答えるのが当たり前になっている
昔ながらの、「見て学ぶ」スタイルが当然となっている会社では、積極的に仕事を教えてもらえることは期待できません。
また、「聞かれたら答える」といった、受動的な教育スタイルが主流の会社も、主体的な学びが推奨されなません。
このような企業では、質問を待つ姿勢が強いため、新人が自発的に行動するのが難しい状態にあります。
仕事を教えてもらえないときの対処法
仕事を教えてもらえないときに実施したいのが以下の対処法です。
- わからないことを自分から積極的に聞く
- わからないことをまとめて聞く
- 聞いた内容はすぐにメモをする
- アドバイスや回答をもらったら感謝する
- 教えてくれない理由を確認する
- 信頼関係を築くよう努力する
状況に応じて、これらの対処法を取り入れてみて、改善されるかどうか確認しましょう。
わからないことを自分から積極的に聞く
仕事でわからないことがあれば、自分から積極的に聞くことが大切です。自信を持って質問することで、理解を深める姿勢を示しましょう。
質問をする際は、具体的な疑問を投げかけると、相手も答えやすくなります。
ただし、過去に聞いたことを何度も聞くことは、相手の時間を奪うことにつながるため、回答をメモに残すなどの工夫をしましょう。
わからないことをまとめて聞く
わからないことは、まとめて聞くことも大切です。事前に質問を整理して、一度にまとめて尋ねることで効率的に学べるからです。
また、まとめて質問すれば、相手に回答までの時間を与えられるため、余裕をもって答えてもらえます。特に忙しい企業で教育体制がうまくいっていない場合は、相手の時間を無駄に奪うことなく質問できるため、業務の効率化にもつながるでしょう。
聞いた内容はすぐにメモをする
質問した内容は、すぐにメモに記録しましょう。メモを取ることで記憶を定着させられるので、後から振り返りやすくなるからです。また、同じミスや質問を繰り返すことも減るでしょう。
メモを取ることは、相手に対して、真剣に学ぼうとしている姿勢や向上心の表れにもなるため、今後の質問にも答えてくれる可能性が高まります。
アドバイスや回答をもらったら感謝する
当然のことですが、質問をしてアドバイスや回答をもらったら、感謝の意を示すことが大切です。「教えていただいてありがとうございます」との言葉を添えるだけで、次回以降のコミュニケーションが円滑になります。
また、ポジティブなフィードバックを与えることで、教える意欲を引き出せるのもポイントです。
教えてくれない理由を確認する
同僚や上司が仕事を教えてくれない場合には、教えてくれない理由を確認することも重要です。具体的な理由を尋ねれば、問題点を明確にできるからです。相手の状況を理解することで、改善策を考えやすくなるでしょう。
ただし、高圧的に理由を確認するのは禁物です。教えてもらえない状態が続いて困っていること、業務上の課題を解決するための方法を知りたいことなどを具体的に伝えて協力を依頼しましょう。
信頼関係を築くよう努力する
仕事を教えてもらえる状況を作るには、日常的なコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築けるように努力することも大切です。相手が教えやすい環境を作ることで、教育がスムーズになるからです。
例えば、業務中だけでなく、業務時間外や休憩時間に話しかけてコミュニケーションをとれば、お互いに相手のことを理解できるようになります。気軽に質問し、教えられる関係を作るきっかけにもなるでしょう。
改善されないときは転職するのがおすすめ
先述の対処法を行っても、教えてもらえない環境が改善されない場合は、転職するのがおすすめです。その理由には、以下の5つが挙げられます。
- 理由①不満が大きくなるだけだから
- 理由②仕事での評価が悪くなる可能性があるから
- 理由③いつまでも成長できないから
- 理由④時間を無駄にしてしまうから
- 理由⑤キャリアの実績にならないから
理由①不満が大きくなるだけだから
仕事を教えてもらえない状況が継続すると、ストレスや不満が蓄積してしまいます。上司や同僚、企業に対する不満が大きくなると、仕事に対するモチベーションが低下し、そもそもの仕事への興味を失う可能性が高くなります。
このような状況に陥る前に、転職をして環境を変えることが大切です。
理由②仕事での評価が悪くなる可能性があるから
仕事を教えてもらえない状態が続くと、評価が悪くなる可能性があるため、転職するのがおすすめです。なぜなら、業務に必要なスキルや知識が不足した状態では、業務に支障をきたすことがあるからです。
企業に貢献したい気持ちがあるのに仕事を教えてもらえない結果、成果が上がらないと評価は下がってしまいます。今後のキャリアにも悪影響を及ぼすでしょう。
理由③いつまでも成長できないから
仕事を教えてもらえない状態を言い換えると、成長の機会が与えられず自己成長が停滞する状態であることも転職をおすすめする理由です。
このような環境に居続けるとスキルが向上せず今後のキャリアに不安が残ります。後になって転職を決断するようでは、同年代の求職者と比較してスキルが劣るなど、転職に不利になる可能性があります。そのため、転職に向けて早期に動くことが重要です。
理由④時間を無駄にしてしまうから
仕事を教えてもらえない環境にいることは、貴重な時間の浪費につながることも、転職をおすすめする理由の一つです。
本来であれば、教えてもらうことでスムーズに行える業務であっても、教えてもらえないことで無駄な労力や時間をかけてしまうかもしれません。その結果、プライベートや自己成長にかける時間が少なくなり、他のチャンスを逃す可能性があります。
理由⑤キャリアの実績にならないから
仕事を教えてもらえず、価値のある経験やスキルを身につけられない場合は、キャリアに穴が開いてしまいます。経歴における強みを示せなくなり転職市場で不利になるため、早期の転職をおすすめします。
なお、現職でキャリアを積めなかったとしても、若いうちの転職では、今後の成長の可能性が評価されるポテンシャル採用を活用できます。一方、30代、40代の転職では、特に経験やスキルが重視されるため、なるべく早い段階で転職を検討しましょう。
IT系の転職ならHUIGANのサービスを活用してみよう
仕事を教えてもらえないのは当然ではなく、パワハラに該当する可能性があり、企業側にも問題があるケースが少なくありません。
教育体制が整っていない場合や、従業員間のコミュニケーションがとられていない場合、人手不足で忙しい企業では、仕事を教えてもらえない可能性が高まります。
どうしてもわからない場合は、積極的に上司や同僚に質問したり、聞いた内容をメモに取ったりしましょう。本記事でご紹介した対処法を実施しても、仕事を教えてもらえない場合は、転職も視野に入れる必要があります。
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