就職・転職活動において、応募書類を入れる封筒は採用担当者が最初に目にするものです。丁寧に作成した履歴書や職務経歴書も、封筒の印象が良くなければ台無しになってしまう可能性があります。実は、採用担当者の多くは封筒の書き方や選び方からも、応募者のビジネスマナーや細部への配慮を判断しているのです。
本記事では、履歴書用封筒の正しい書き方とマナーを、郵送する場合と手渡しする場合に分けて詳しく解説します。採用担当者が見ているポイントを押さえて、第一印象から好感度を上げる封筒の書き方をマスターしましょう。
この記事で解決できる悩み!
- 履歴書の封筒はどう書けばいいのか分からない
- 郵送と手渡しで封筒の書き方の違いを知りたい
- 採用担当者に好印象を与える封筒マナーを知りたい
目次
目次
- 採用担当者が封筒を見るときのチェックポイント
- 採用担当者が封筒から見る3つのポイント
- 採用担当者の本音コメント
- 履歴書用封筒の選び方
- 封筒のサイズ選び
- 封筒の色と素材
- 郵送する場合の封筒の書き方・マナー
- 封筒の表面の正しい書き方
- 封筒の裏面の正しい書き方
- 書類の折り方と入れ方
- 手渡しする場合の封筒の書き方・マナー
- 手渡し用封筒の表面の書き方
- 手渡し用封筒の裏面の書き方
- 手渡し時の対応マナー
- よくある質問と間違いやすいポイント
- 封筒の書き方に関するQ&A
- 採用担当者が指摘する封筒の間違い事例
- 封筒を含めた応募書類提出の総チェックリスト
- 封筒チェックリスト
- 内容物チェックリスト
- 送付前の最終確認ポイント
- まとめ:封筒の書き方で好印象を与えるポイント
- 郵送の場合のポイント
- 手渡しの場合のポイント
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採用担当者が封筒を見るときのチェックポイント
採用担当者が封筒から見る3つのポイント
履歴書を受け取った採用担当者は、中身を確認する前に封筒を見て、応募者の印象を形成します。特に以下の3つのポイントが重視されています。
1. ビジネスマナーの理解度
封筒の宛名書きは、ビジネスマナーの基本です。敬称の使い分け(「御中」と「様」)ができているか、宛先は正確に記載されているかなどが、ビジネスパーソンとしての基礎知識を持っているかの判断材料になります。
2. 細部への配慮
丁寧な文字で書かれているか、住所や名前は省略せずに記載されているか、「履歴書在中」は赤字で適切に記載されているかなど、細部への配慮も見られています。細部まで気を配れる人は、仕事でも細かいところまで注意を払えると評価されます。
3. 誠実さと熱意
封筒選びからクリアファイルの活用まで、応募書類を大切に扱っているかどうかも見られています。書類が折れたり汚れたりしないように配慮することは、応募先企業への誠実さや熱意の表れと捉えられます。
採用担当者の本音コメント
実際の採用担当者からは、封筒に関して以下のようなコメントが寄せられています。
サービス業 人事担当者
「宛名の書き方が間違っている方がたまにいます。また、A4サイズを半分に折って入れてきた方もいました。書類の内容だけでなく、こうした細部も見ています」
IT・通信系企業 採用責任者
「応募書類を扱う人のことを思って書類を入れてくれると良いが、そうした配慮がなく雑に入れていると印象が悪くなります」
メーカー系企業 人事部
「『御中』の書き忘れ、履歴書の折り方など、基本的な事項ができていないと気になります」
履歴書用封筒の選び方
封筒のサイズ選び
履歴書を入れる封筒は、書類が折れずに入るサイズを選ぶことが基本です。主に以下のサイズが使われます。
封筒の種類 | サイズ(mm) | 適している書類 |
---|---|---|
角形2号(角2) | 240×332 | A4サイズ(クリアファイル入り) |
角形A4号(角A4) | 228×312 | A4サイズ(折らずに) |
角形3号(角3) | 216×277 | B5サイズ(折らずに) |
ポイント:履歴書はなるべく折らずに送るのがベストです。A4サイズの書類の場合は、角形2号か角形A4号を選びましょう。特にクリアファイルに入れて送る場合は、少し大きめの角形2号がおすすめです。
封筒の色と素材
封筒の色は、主に白と茶色があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
封筒の色 | メリット | デメリット |
---|---|---|
白 |
・きちんとした印象を与える ・赤字の「履歴書在中」が目立つ ・お祝いの手紙などにも使われる正式感 |
・薄いと中身が透けやすい ・汚れが目立ちやすい |
茶色 |
・中身が透けにくい ・汚れが目立ちにくい |
・白封筒よりも格式が下がる印象 ・赤字が少し見えにくい |
おすすめは白封筒:履歴書送付には、やや厚手の白封筒がおすすめです。中身が透けない程度の厚みがあるものを選びましょう。白い封筒がない場合は、茶色の封筒でも問題ありません。
郵送する場合の封筒の書き方・マナー
封筒の表面の正しい書き方
郵送用封筒の表面は、以下の点に注意して書きましょう。
宛先住所の書き方
- 縦書きの場合は右上から、横書きの場合は左上から住所を書き始めます
- 都道府県から省略せずに記載します
- 縦書きの場合は漢数字(一、二、三)、横書きの場合は算用数字(1、2、3)を使います
- 縦書きの場合「丁目」「番地」「号」は省略せずに書きます
- ビル名や階数まで正確に記載します
宛名の書き方
宛名は住所よりも一回り大きく書き、以下の敬称を使い分けます:
宛先の種類 | 敬称 | 例 |
---|---|---|
会社・組織宛 | 御中 | 株式会社○○○○ 御中 |
部署宛 | 御中 | 株式会社○○○○ 人事部 御中 |
個人宛 | 様 | 株式会社○○○○ 人事部 採用担当 △△△△ 様 |
担当者不明の場合 | 様 | 株式会社○○○○ 採用ご担当者 様 |
要注意!
「株式会社○○○○様」のように会社名に「様」をつけるのは誤りです。社名は省略せず正式名称で記載しましょう。
「履歴書在中」の表記
封筒の表面左下に、赤いペンまたは赤字のスタンプで「履歴書在中」または「応募書類在中」と記入します。文字の周りを赤い長方形で囲むと、より目立ちます。
切手の貼り方
切手は封筒の右上に貼ります。複数枚必要な場合は、縦に並べて貼りましょう。料金は封筒のサイズと重さによって変わりますので、郵便局窓口で確認することをおすすめします。
一般的な応募書類一式(100g以内)の定形外郵便物の場合、切手代は180円です。期限が迫っている場合は速達を利用しましょう。
封筒の裏面の正しい書き方
封筒の裏面には、以下の情報を記載します。
差出人住所と氏名
- 封筒裏面の左下に、自分の郵便番号・住所・氏名を記入します
- 住所は省略せずに、都道府県から丁寧に書きます
- 氏名は楷書で、フルネームを記入します
封字「〆」の書き方
封筒を糊付けして封をした後、封じ目の中央に黒ペンで「〆」と書きます。これは封をしたことを示す「封字」と呼ばれるもので、ビジネスマナーの一つです。
封字について
封字は「封をした」という印で、途中で開封されていないことを示す役割があります。「〆」のほか、「封」「〒」なども使われますが、履歴書の封筒には「〆」が最も適切です。
書類の折り方と入れ方
履歴書は基本的に折らずに送ることがベストですが、指定された封筒サイズによっては折る必要がある場合もあります。
二つ折りの場合
A4サイズの履歴書を角2や角A4の封筒に入れる場合は、中央で一度だけ折ります。このとき、記載内容が内側になるように折りましょう。
三つ折りの場合
長形3号などの封筒に入れる場合は、外三つ折りが基本です。
- 履歴書の記載面が表にくるよう、中心線で二つ折りにします
- 履歴書の上1/3が表にくるように山折りにします
- 残り2/3を谷折りにします(横から見ると「N」の形になります)
ポイント:折り目はしっかりと、かつ丁寧につけましょう。定規を使うと綺麗に折ることができます。
クリアファイルの活用法
書類は無色透明のクリアファイルに挟んでから封筒に入れると、折れや汚れを防げます。クリアファイルは新品で清潔なものを使いましょう。
書類の順番と入れ方
書類は以下の順番で重ねて入れます:
- 送付状(添え状)
- 履歴書
- 職務経歴書
- その他の書類
封筒に入れる際は、採用担当者が封筒を開けたときに書類の表が見え、上下も正しい向きになるように注意しましょう。
送付状について
送付状(添え状)は、何の書類を送ったのか、誰が送ったのかを簡潔に伝える役割があります。履歴書だけでなく送付状を添えることで、ビジネスマナーを理解している印象を与えられます。詳しい書き方はこちらの記事をご覧ください。
手渡しする場合の封筒の書き方・マナー
手渡し用封筒の表面の書き方
面接時に履歴書を手渡しする場合は、郵送とは異なる書き方をします。
表面に必要な記載事項
- 封筒の表面左下に赤字で「履歴書在中」または「応募書類在中」と記入します
- 直接手渡すため、宛先住所や宛名は不要です
ポイント:手渡しでも赤字の「履歴書在中」は必要です。これにより、企業側がどの書類か判別しやすくなります。
手渡し用封筒の裏面の書き方
裏面には、以下の情報を記載します。
- 封筒裏面の左下に、自分の郵便番号・住所・氏名を記入します
- 郵送の場合と同様、都道府県から省略せずに書きます
- 採用担当者が誰の書類か一目で分かるようにするためです
ポイント:手渡しの場合は封をしません。採用担当者がすぐに書類を取り出せるようにするためです。
手渡し時の対応マナー
手渡し時には以下のポイントに注意しましょう。
面接官に直接渡す場合
面接官に書類を渡す場合は、以下の手順で行います。
- 封筒から履歴書が入ったクリアファイルを取り出します
- 封筒の上にクリアファイルを重ね、「封筒と一緒に」差し出します
- 面接官が読める向きで書類を渡します
- 「よろしくお願いいたします」と一言添えて丁寧に渡します
受付で提出する場合
受付での提出を求められた場合は、封筒に入れたまま担当者に渡します。このとき、「応募書類です。よろしくお願いいたします」と簡潔に伝えましょう。
ポイント:いずれの場合も、相手の状況を考慮し、丁寧に対応することが大切です。
手渡し時の注意点
手渡しする場合でも、書類が汚れたり折れたりしないよう、クリアファイルに挟んでおくことが重要です。また、突然書類の提出を求められても慌てないよう、面接の際は必ず履歴書を持参しましょう。
よくある質問と間違いやすいポイント
封筒の書き方に関するQ&A
Q. 封筒の宛名は縦書きと横書きのどちらが正しいですか?
A. 一般的には縦書きが主流ですが、企業名にアルファベットが含まれている場合や洋形封筒の場合は横書きでも問題ありません。縦書きでは漢数字、横書きでは算用数字を使用します。縦書きに自信がなければ、横書きでもマナー違反にはなりません。
Q. 宛名ラベルや印刷した宛名は使っても良いですか?
A. 履歴書などの公式な文書を送る場合は、手書きが無難です。ビジネスでは宛名シールも使われますが、履歴書送付においては採用担当者によっては良くない印象を与える可能性があります。手書きの方が丁寧な印象を与えるので、可能な限り手書きを選びましょう。
Q. 赤いペンがない場合、「履歴書在中」はどうすればいいですか?
A. 文房具店で「履歴書在中」や「応募書類在中」のスタンプが販売されていますので、それを使用するのも良い方法です。どうしても赤いペンがない場合は、黒ペンで記入し、周りを囲む線を赤ペンで書いてもらうなど工夫しましょう。
Q. 履歴書は速達や書留で送るべきですか?
A. 特に指示がなければ通常郵便で問題ありません。ただし、締切が迫っている場合は速達を利用しましょう。書留や配達記録は、企業側が受け取る際に手間がかかるため、特に指示がない限り避けた方が無難です。
採用担当者が指摘する封筒の間違い事例
よくある間違い | 正しい方法 |
---|---|
敬称の間違い(「株式会社○○様」など) | 会社・部署宛は「御中」、個人宛は「様」 |
上下逆さま・裏表間違いの書類の入れ方 | 開封時に書類の表面が見え、上下も正しい向きになるよう入れる |
切手の料金不足 | 郵便局窓口で確認し、必要十分な料金の切手を貼る |
汚れや折れが目立つ封筒 | 新品の封筒を使い、クリアファイルで書類を保護する |
役職名に「様」をつける(「人事部長様」など) | 役職名を書く場合は「役職名+個人名+様」と表記 |
二重敬語に注意!
「社長様」「部長様」のように役職名+敬称の表記は二重敬語になります。このような表記をすると、ビジネスマナーを理解していないと思われる可能性があります。役職名を書く場合は「役職名+個人名+様」と表記しましょう。
封筒を含めた応募書類提出の総チェックリスト
封筒チェックリスト
封筒の表面
- □ 宛先住所は省略せずに記載できているか
- □ 宛名は正しい敬称(「御中」または「様」)を使っているか
- □ 会社名は略さず正式名称で書いているか
- □ 「履歴書在中」「応募書類在中」を赤字で記載しているか
- □ 切手は十分な料金のものを貼っているか
封筒の裏面
- □ 自分の住所を省略せずに記載できているか
- □ 氏名は楷書で丁寧に書けているか
- □ 封をした後、封字「〆」を記入しているか
内容物チェックリスト
書類の確認
- □ 送付状(添え状)を用意しているか
- □ 履歴書に記入漏れはないか
- □ 履歴書の写真は剥がれていないか
- □ 履歴書と職務経歴書の内容に矛盾はないか
- □ 書類にシワや汚れはないか
書類の入れ方
- □ 書類を「送付状→履歴書→職務経歴書→その他」の順に並べているか
- □ 書類をクリアファイルに挟んでいるか
- □ 封筒に入れたときに表裏・上下が正しい向きになっているか
送付前の最終確認ポイント
郵送前の確認事項
- 提出期限は確認済みか
- 期限内に届くよう余裕をもって投函できるか
- 指定された郵送方法(普通郵便/速達など)を守っているか
- 必要書類がすべて揃っているか最終確認したか
これらのチェックリストを活用して、応募書類の送付時のミスを防ぎましょう。細かいところまで気を配ることで、採用担当者に好印象を与えることができます。
まとめ:封筒の書き方で好印象を与えるポイント
履歴書用封筒の書き方は、採用選考における第一印象を左右する重要な要素です。この記事で紹介した内容をまとめると、以下のポイントが重要です。
郵送の場合のポイント
- A4サイズが入る白の角形2号または角形A4号封筒を選ぶ
- 宛名は正確に、敬称(「御中」「様」)を使い分ける
- 封筒の表面左下に赤字で「履歴書在中」を記載する
- 裏面に自分の住所と氏名を記入し、封字「〆」を忘れない
- 書類はクリアファイルに挟み、正しい順番と向きで入れる
手渡しの場合のポイント
- 表面には「履歴書在中」のみを赤字で記載する
- 裏面に自分の住所と氏名を記入する
- 封はせず、クリアファイルに挟んだ状態で持参する
- 提出時は相手の状況を考慮し、丁寧に渡す
採用担当者の立場になって考え、丁寧に準備することが大切です。基本的なビジネスマナーを理解し、細部まで配慮する姿勢は、「仕事への姿勢」として評価される可能性があります。
面接の前に書類選考で印象を高めることができれば、転職活動全体の成功率も上がるでしょう。この記事の内容を参考に、ぜひ好印象を与える封筒作りに取り組んでください。
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