転職活動に欠かせない履歴書は、コンビニでも販売されています。「コンビニで買った履歴書は、企業に失礼?」と考える方がいるかもしれませんが、履歴書選びで大切なことは、どこで買うかではなく、どのような様式・サイズを選ぶかです。
本記事では履歴書を入手できる場所と正しい選び方、コンビニで購入する際の注意点について解説しています。
目次
履歴書はどこで入手する?
履歴書の入手方法は、主に次の2種類です。
- コンビニや文房具店などで購入する
- パソコンやタブレットで作成する
それぞれの入手方法による違いを解説します。
コンビニや文房具店などで購入する
履歴書の販売場所は多く、場所ごとに特徴があります。品揃えやコスパ、営業時間などを参考に自分に合ったお店を選びましょう。下記は、購入場所別の特徴です。
購入場所 | 特徴 |
---|---|
コンビニ |
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文房具店・書店 |
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100円ショップ |
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スーパー・ホームセンター |
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インターネット |
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パソコンやタブレットで作成する
インターネット上には、無料でダウンロードできる履歴書のテンプレートが豊富にあります。Word、Excel、PDFなど保存形態も豊富です。ダウンロード不要で、ブラウザ上で作成できる履歴書もあるため、自分に合った作成方法を選びましょう。
コンビニの履歴書とその他の履歴書の違いは?
コンビニの履歴書とその他の履歴書、どちらを選ぶべきか悩む方も多いことでしょう。
しかし、実際には大きな違いはなく、コンビニの履歴書でも十分事足りるケースが多いです。その理由について詳しく解説します。
大きな違いはない
一般的に、コンビニで購入した履歴書と専門文房具店や書店で購入した履歴書の内容に大きな違いはありません。記載すべき基本情報はどちらも網羅されていると考えて良いでしょう。
ただ、紙質や様式、デザインに関しては、コンビニよりも専門文房具店のほうが購入時の選択の幅が広いです。紙質にもこだわり採用担当者にプロ意識を印象付けたいと考える方は、一度実際に手に取って比べることをおすすめします。
コンビニの履歴書でも十分
コンビニで販売されている履歴書は、標準的な履歴書の基準を満たしていることが多いです。企業から特に指定がない場合は、コンビニで購入しても問題ありません。
「一般用」「転職用」「パート・アルバイト用」など、複数の履歴書から、応募目的に合わせて選びましょう。時間を問わず簡単に入手できることも、コンビニで履歴書を購入するメリットです。
履歴書の正しい選び方
履歴書の購入場所を決めたら、次は選び方のポイントを理解しておきましょう。
- 用途・目的に合ったものを選ぶ
- 自己PRが記入できる欄が大きいものを選ぶ
- セットのものやガイド付きがおすすめ
履歴書は、応募職種やアピールしたい内容に合わせて選ぶ必要があります。
用途・目的に合ったものを選ぶ
履歴書には、JIS規格に準拠したものや、一般用、転職用、パート・アルバイト用など、さまざまな種類があります。応募する仕事や希望する勤務形態などから、自分に合ったものを選びましょう。
また、2021年、厚生労働省は新たな履歴書様式例を作成しています。性別欄が任意記載欄になり、「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の欄が削除されました。履歴書選びの際には、選択肢のひとつとして参考にしてください。
自己PRが記入できる欄が大きいものを選ぶ
企業によっては、面接の前に履歴書による書類選考が行われます。特に転職の場合、詳細な経歴やスキルを確認されることが多いです。履歴書を選ぶ際は、自己PRや志望動機などを記載する欄が大きいものを選びましょう。
複数の履歴書を見比べることで、より自分をPRできる履歴書が見つかります。職歴以外の部分でも、自分の強みを積極的に伝えていきましょう。
セットのものやガイド付きがおすすめ
履歴書単体で販売されているタイプ以外に、封筒や証明写真用シール、履歴書の書き方ガイド、卒業年月の早見表などがセットになっているタイプがあります。複数回転職している方は、職務経歴書が付属しているタイプもおすすめです。
また、履歴書によって、中に入っている用紙の枚数も異なります。書き損じが心配な方は、多めのものを選んでおきましょう。複数の履歴書を見比べたうえで、自分にとって必要なアイテムが入っているものを選んでください。
履歴書をコンビニで購入するときの注意点
履歴書はコンビニで購入しても問題ありませんが、いくつかの注意点があります。
- 必要な項目が含まれているか
- 記載したい内容の量に合っているか
- 企業から指定されているサイズか
買い直しにならないよう、あらかじめ確認しておくべき内容を解説します。
必要な項目が含まれているか
履歴書には、写真、氏名、生年月日と年齢、郵便番号と住所、電話番号、学歴、職歴、資格・免許といった基本情報を書く欄が設けられています。さらにパート・アルバイト用の履歴書は、勤務の希望時間や曜日を書く欄、転職用では退職理由を書く欄など、記載項目が多少異なります。
自分にとって必要な項目が含まれているか、アピールしたい内容がしっかり記載できるかなどをチェックしてから購入しましょう。
記載したい内容の量に合っているか
履歴書と一言で言っても、人によって書きたい内容は異なります。社会人経験が少ない方は、趣味や学生時代の経験、取得した資格など、採用に向けた自己PR欄のボリュームが多い、一般的な履歴書がおすすめです。
転職経験が多い方は、職務経歴の欄が多いタイプを選ぶと書きやすいでしょう。丁寧に記入したい場合は、職務経歴書がセットになっているタイプや、退職理由を記載できるタイプの履歴書がおすすめです。
企業から指定されているサイズか
履歴書にはA4、B5の2種類があります。応募先企業が履歴書のサイズや種類を指定している場合は、必ず従いましょう。
指定があるにも関わらず、無視してしまうと「ルールを守れない人」「説明文を読まない人」と、選考前からマイナスの印象を与えてしまいます。ただ、特に指定がなければA4サイズを選ぶことが一般的です。職務経歴書はA4サイズで作成することが多いため、履歴書とサイズを合わせても良いでしょう。
作成した履歴書をコンビニでプリントする方法
パソコンやタブレットで作成した履歴書は、コンビニでプリントできます。WordやExcelで作成した履歴書をPDF化しておくとスムーズです。
ここでは、自宅にプリンタがない場合の印刷方法について、説明します。
パソコン・タブレット・スマホなどから印刷する
まず、パソコンやタブレットで作成した原稿データ(PDF)をスマホに移します。印刷を利用したいコンビニの専用アプリをスマホにインストールし、会員登録を行います。
コンビニに着いたら、コピー機の前に行き、アプリを起動しましょう。通常のコピー同様、お金を入れて履歴書のデータファイルを指定します。企業からの指定がない場合、印刷設定は白黒・A4サイズが一般的です。一部のコンビニではWi-Fi接続が必要となるため、注意してください。
USBメモリ・SDカードなどから印刷する
コンビニのマルチコピー機では、USBメモリ、SDカードに、microSDなどの外部メディアに入っている履歴書データの印刷が可能です。Wi-Fi接続不要で、すぐに履歴書が印刷できます。
画面の指示に従い、適切な場所に外部メディアをセットしましょう。手順に従い印刷を終えたあとは、ツールの取り忘れに注意してください。
自分に合った履歴書を選んで書類選考に備えよう
コンビニで購入した履歴書を使っても、選考に影響を及ぼすことはほとんどありません。購入場所よりも、自分の用途や目的に合った履歴書を選ぶことが大切です。自信を持って書類選考に挑めるよう、履歴書をうまく活用しましょう。
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