転職活動で必要な履歴書や職務経歴書。これらは一般的な書き方が決まっており、ルールにしたがって正しく記入していく必要があります。

しかし、「履歴書を作成する際、いつの日付を書けばいいんだろう?」「履歴書と一緒に送る職務経歴書の日付の書き方がわからない。」など、日付の正しい書き方について、お悩みの方もいるのではないでしょうか?

今回は履歴書や職務経歴書、その他の書類の日付の書き方や、注意点について解説します。履歴書作成でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

履歴書の日付の正しい書き方

ここでは以下の3パターンを例に、日付の書き方を紹介します。

  • 履歴書をメールで送付する場合
  • 履歴書を郵送する場合
  • 履歴書を面接時に持参する場合

順番に解説します。

履歴書をメールで送付する場合

履歴書をメールで送信する場合は、メールで送信する日を履歴書の日付として記入します。履歴書を作成する時に、事前にメール送信日を入力しておくと、書き漏れを防げます。企業によっては、採用サイトにアップロードする提出方法もありますので、その際はアップロードする日の日付を書きましょう。

また、メールで履歴書を送付する場合は、PDF形式で添付するのが一般的です。PDF化すると内容の変更ができないため、PDF化する前に正しい日付を入力しましょう。

履歴書を郵送する場合

郵送で履歴書を送る場合は、郵便窓口で手続きをする日、もしくはポストへ投函する日の日付を記入します。例えば、9月14日に履歴書を作成して、次の日の9月15日にポストへ投函するなら、日付は9月15日とします。

また、あらかじめ履歴書の締め切り日が決まっている企業もあります。郵送する際は、投函日を記載するのはもちろん、余裕をもって早めに投函しましょう。

履歴書を面接時に持参する場合

面接で採用担当者に直接渡す場合は、面接日の日付を記入します。つまり面接のために、企業を訪問する日と認識しましょう。とはいえ、面接日の変更や面接前に郵送してほしいとの要望があった時のために、確実に面接日や郵送日が決まってから、日付を記入するのが望ましいです。ただし、空欄のまま提出してしまわないよう気をつけましょう。

履歴書以外の書類の日付の書き方

ここからは、履歴書以外の書類の書き方を紹介します。

  • 職務経歴書の日付の書き方
  • 送付状の日付の書き方
  • 封筒の日付の書き方

順番に解説します。

職務経歴書の日付の書き方

職務経歴書も履歴書と同じ日付を記載します。郵送なら投函日、面接日なら面接日当日の日付を書きましょう。年号も他の書類と統一し、職務経歴書のタイトルの下右端に「〇〇年〇月〇日 現在」と記入します。

また職務経歴書は、過去に何年会社に在籍していたのか、いつ資格を取得したのか、などを伝えるための書類です。在籍年数や資格取得日は、採用担当者側にとって重要な指標となります。偽りのないよう正しい日付を記入しましょう。

送付状の日付の書き方

送付状とは契約書や履歴書などを送付する際に、どんな書類を誰宛に同封しているかを示した書面です。紙面の右上には、「20××年〇〇月〇〇日」のように、年号と日付を書き入れます。この際、日付や年号はその他の書類と統一します。職務経歴書のように「現在」を入れる必要はありません。

封筒の日付の書き方

封筒の日付は、裏面の左上に縦書きの漢数字で記載します。縦書きの場合は漢数字で書くのが一般的ですので、漢数字で書いても問題ありません。また封筒に日付を書く時は、その他の必要書類の日付に合わせましょう。

封筒に日付を書いておけば、いつ投函された書類かが一目でわかります。また郵送時の誤配や遅配などがあっても、採用担当者が「この人は締め切りまでに送付してる」と確認できます。

履歴書の日付を書く際の注意点

ここからは、採用担当者からマイナス評価を受けないために、気をつけるべき5つの注意点を解説します。

  • 年号を統一する
  • 職務経歴書などの他の書類と同じ日付を書く
  • 日付を間違えたら修正する
  • 日付のみを手書きで書かない
  • 日付はアラビア数字で書く

一つずつ解説します。

年号を統一する

生年月日や学歴、職歴など、履歴書には年号を記載する箇所が多くあります。年号とは、「令和〇〇年」の和暦表記や「2024年」の西暦表記です。基本的にどちらで書いても構いません。

ただし、どちらかに統一するようにしましょう。

和暦と西暦を混同させると、採用担当者が読みにくくなる原因となります。例えば、履歴書の年号を20〇〇年としているのに、学歴欄で平成〇年と記載していると、時系列が判断しにくく、採用担当者の混乱を招きます。年号は和暦か西暦、どちらかに揃えるようにしましょう。

職務経歴書などの他の書類と同じ日付を書く

履歴書は、職務経歴書や送付状などを封筒にまとめて送ることがほとんどです。すべての書類において、日付や年号を揃えてください。

日付が違う書類があると、使い回しているのではないかと、勘違いされる原因となります。転職活動中は、あらかじめ履歴書を作成している方も多く、見直しをせず古い日付のまま提出してしまう恐れもあります。日付の書き間違いがないよう、その都度新しく書き換えましょう。

日付を間違えたら修正する

日付を書き間違えたら、すみやかに書き直しましょう。特に手書きの場合、誤字脱字したり、枠からはみ出してしまったりして、書き間違いをする可能性があります。書き間違えても修正テープや修正ペンでの修正はNGです。見た目が汚くみえる上、第3者が不正に書き換えたと誤解される恐れがあります。

正式な書類では、修正ペンや修正テープを使わないのが常識です。手間がかかりますが、間違った場合は必ず書き直します。とはいえ、日付のずれが1日程度であれば許容範囲です。手渡しの場合は、日付のずれについて一言断っておきましょう。

日付のみを手書きで書かない

履歴書をパソコンで作成、印刷した後に記載もれが生じていても、手書きで日付を書くのは控えましょう。他の部分がパソコン入力にも関わらず、日付だけが手書きだと締りのない印象になります。

そもそも空欄にしていると、日付の記入を忘れる恐れもあります。投函日や面接日が決まっていれば、あらかじめ入力しておき、出力する際に最終確認しましょう。

日付はアラビア数字で書く

日付の文体はアラビア数字で書くのが基本です。アラビア数字は「1,2,3」のような算用数字のことです。対して、漢数字は、縦書きで使われる「一、二、三」のような文体です。横書きの場合、漢数字は読みにくくなりますので、使用しないようにしましょう。

しかし、「四日市市」や「〇〇第三小学校」のように、固有名詞に漢数字が含まれる場合は漢数字で差し支えありません。

履歴書の日付に関するよくある質問

ここからは、日付に関するよくある質問を2点紹介します。

  • 学歴に入学や卒業年日を書く場合は?
  • 履歴書に記載した日付に投函できなかったらどうなる?

順番に解説します。

学歴に入学や卒業年日を書く場合は?

入学または卒業年月日まで書くのであれば、入学は「4月1日」卒業は「3月31日」と記載します。ですが、入学や卒業の詳しい日付を調べてまで、日付を記入する必要はありません。入学や卒業では、年月のみ記載すれば良いでしょう。

履歴書に記載した日付に投函できなかったらどうなる?

消印有効を指定するケースがある新卒採用では、消印のチェックをしている企業もあります。しかし中途採用では、締め切り日を指定している企業は少なく、投函日をチェックしている企業はまれでしょう。

またポスト投函は、集配のタイミングによって9月1日に投函しても、9月2日の消印がつく場合もあります。履歴書の日付は、1~2日程度ずれる分には問題ありません。ただし大きなタイムラグがでないよう、早めに投函しましょう。

履歴書の日付は自分の手から離れる日と覚えておこう

履歴書の日付の書き方は、メールや郵送、手渡しなど、時と場合によって異なりますが、基本的に自分の手から離れる日と覚えておきます。アラビア数字を使ったり、年号を統一したりと、日付に関するルールを覚えて、魅力的な履歴書を作成しましょう。

履歴書の書き方以外にも、転職の進め方に不安がある方は信頼できるダイレクトリクルーティングサービスの利用がおすすめです。

HUGANはIT人材採用に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。

経歴や求人条件をヒアリングしたうえで、ワンストップで転職活動を支援します。また、IT業界が未経験な方は、当グループのNINJA CODEの利用がおすすめです。

NINJA CODEの充実したカリキュラムを受講することで、IT業界への第1歩を踏み出せます。新しいキャリアに挑戦したい方は、ぜひご相談ください。