面接時には自己PRや志望動機のほか、短所を聞かれる場合もあります。しかし、短所だけをやみくもに伝えても、面接官からの印象が悪くなる可能性があります。このような場合、短所をどのように伝えればよいかわからない方もいるのではないでしょうか?
今回は面接でも使える短所の例文を10選紹介します。短所を答える際の注意点もあわせて解説しますので、面接を控えている方はぜひ参考にしてください。
目次
面接で使える短所の例文10選
面接では短所との向き合い方を伝えることで、短所を改善する姿勢をアピールできます。ここでは、以下の10個の短所を長所に置き換えた例文を紹介します。
- 心配性
- 優柔不断
- 視野が狭い
- マイペース
- せっかち
- 楽観的
- 飽きっぽい
- 大雑把
- 負けず嫌い
- 頑固
一つずつ解説します。
心配性
私の短所は心配性なところです。
チームのプロジェクトリーダーを任されたときに、チームをきちんと引っ張っていけるのか?失敗したらどうしよう?など取り掛かる前からきちんと業務を全うできるかが不安でした。しかし、あらゆる視点から物事を観察し、万が一のことを考えながら業務を進めることは、リーダーとして大切な視点だと考えます。一つひとつの過程を随時確認しながら、丁寧に仕事を行っていく姿勢を、リーダーとしてみせていければと思っています。
優柔不断
私は、何か決定権を求められたときに、すぐに自分の意見を決められず迷ってしまうところがあります。しかし、自分の中でどれが最適な意見かをじっくり考えることで、後悔のない答えを導きだせるので、自分の選んだ選択肢に悔いがありません。今後は慎重さを残しながら、少しずつ早い決断ができるよう努力していきたいです。
視野が狭い
私は視野が狭く、周りがみえなくなるところが短所です。しかし、一つのことを徹底的に深掘りしたり、集中力が高い面があったりと、一つのことを最後までやり抜く力を持っております。今後は自分の良さを発揮しつつ、優先順位を大事にしながら業務に携わりたいと思っております。
マイペース
私は、周りを顧みず自分のペースで仕事を進めてしまうところがあります。しかし自分のペース配分を考えながら、効率的にタスクをこなせる点は前職で評価していただきました。今後は周りの状況もみながら、最優先でやるべきタスクを確認しつつ、一つひとつの仕事を丁寧に行なっていきたいと思っています。
せっかち
私はスピーディーに仕事を終わらせようと、焦って仕事をしたり、周りにもスピード感を求めてしまったりするところがあります。しかし、スピーディーな対応は仕事の効率を上げるうえ、周りからも「〇〇さんに仕事を任せると対応が早い」とお褒めの言葉をいただいた経験もあります。とはいえ、ミスは許されないので、スピーディーかつ丁寧で正確な仕事をしていきたいです。
楽観的
私は物事に対して「どうにかなる」と楽観的な思考を持っています。周りからすれば何も考えていないのんきな人と思われがちですが、何か壁にぶつかったときでも、焦ることなく冷静に対応できます。ただし、何でも「どうにかなる」と思わず、日頃からあらゆるトラブルや事例に対応できるよう、思考を巡らせながら行動していきたいです。
飽きっぽい
何かに興味を持っても、すぐに飽きてしまうところがあります。好奇心旺盛なため、すぐに新しいことに興味が湧いてしまうためだと考えます。そのため、新しい何かに出会うと、飲み込みが早く、すぐに実践したり、仕事に活かしたりできる点が強みです。今後は、責任感を持って物事に取り組めるよう、継続力を身につけて仕事に活かしていきます。
大雑把
私は細かい作業が苦手なため、確認漏れが多くミスを指摘されがちです。しかし、大雑把な性格は細かい部分を気にしない一方、スピード勝負で最後まで突き進んでやってみるという強みがあると思っております。とはいえ、少しずつ細かい部分にも気を配りながら、強みであるスピード感も大事に業務に携わっていきたいです。
負けず嫌い
私は負けず嫌いな一面があります。他の人より営業成績は上でありたいと思っており、営業TOPを維持するための努力を怠りません。効率よく営業活動できるようスケジュールを見直したり、スキルアップのために勉強したりと、最善を尽くしてまいりました。この姿勢は「努力家である」と、上司や同僚からも高く評価されました。負けず嫌いな性格を活かして、御社でも売り上げ貢献できるよう努めてまいります。
頑固
私は自分の意見を曲げない頑固な一面があります。自分の信念をつら抜きたいがゆえに、他の人の意見に聞く耳を持たない面があるのです。その際は、冷静になってなぜ相手はそのような意見を話しているのかを考えるようにしています。芯の強さは維持しつつ、相手の意見に耳を傾ける柔軟さを身につけていきたいです。
面接で短所が聞かれる理由
面接官が短所を聞くのには理由があります。
ここからは、面接で短所を聞かれる理由を3つ紹介します。
- 短所を自分で把握できているか知りたいから
- 短所や課題をどう解決すべきと考えているか知りたいから
- 会社が求める人材像と合うか知りたいから
順番に解説します。
短所を自分で把握できているか知りたいから
採用担当者は短所を理解し、短所とどのように向き合っているのかを知りたいのです。
短所を理解できていなければ、自分の課題を改善できません。その場合、仕事でミスや課題が出ても、乗り越える力がないと判断されてしまいます。
短所を客観的に理解したり、分析したりすることで、仕事で困難が起こっても、どうすれば解決できるかを考えられるようになります。また、自分の弱みをさらけ出す誠実さも採用担当者はチェックしているのです。
短所や課題をどう解決すべきと考えているか知りたいから
採用担当者は短所が知りたい訳ではなく、短所を改善するために普段から心掛けていることを知りたいのです。仕事をするうえでは、PDCAを回すことが重要視されます。
短所に対しても、どのような努力をして、結果どうなったのかを伝えれば、問題解決能力があると判断されます。短所と向き合う姿勢は、仕事においても向上心や成長意欲があると、良い印象を与えるでしょう。
会社が求める人材像と合うか知りたいから
採用担当者は、会社の雰囲気や業務内容に合う人材かを見極めています。例えば、営業職を募集しているのに、短所が人見知りでは、採用担当者は営業職として本当にやっていけるのかと疑問を感じます。一方で事務職に応募したのに、「細かい作業が苦手」と伝えれば、企業側からなぜ応募してきたのか?と、疑問視されてしまいます。
短所と業種のミスマッチが大きすぎると、評価を下げる可能性がありますので、企業がどのような人材を求めているかを把握しておくことが大切です。
面接で短所を答える際の注意点
短所を答える際は、以下の3つの注意点を意識しましょう。
- 短所をどう活かせるかポジティブに答える
- 短所とどう向き合っているかを伝える
- 短所は1つだけあげる
一つずつ解説します。
短所をどう活かせるかポジティブに答える
短所は裏を返せば長所に繋がります。短所をどう活かせるかを長所に置き換えて伝えましょう。例えば、頑固な人は芯が強い、楽観的な人は焦らないなど、必ずポジティブに置き換えられます。
短所を短所のまま伝えてしまうと、悪い印象しか残りません。短所から学んだ反省点を改善した結果、物事がプラスに動いたなど、具体的なストーリーを話すと説得力が生まれます。面接官への印象もグッと良くなるでしょう。
短所とどう向き合っているかを伝える
面接では、短所との向き合い方を具体例とともに伝えましょう。例えば、頑固な性格の場合、「自分の意見を押し付けるのではなく、一旦冷静になって人の意見に耳を傾けるようにしています」といった具合です。具体的な事例を付け加えることで、普段から真摯に短所と向き合っている姿勢を示せます。
短所と向き合っていないと、自分の悪い部分から目をそらしていると思われ、仕事においても困難や課題に向き合わない人だと判断されてしまいます。
短所は1つだけあげる
面接で短所を聞かれた場合は、複数ではなく1つだけを伝えましょう。面接では自己PRや志望動機など話すべき内容が多くあります。複数の短所を挙げすぎると、時間を取られる上、話にまとまりがないと、評価を下げる可能性もあります。
面接時間は限られているため、短所に対する1つの具体例をポジティブな結論へ繋げれば、面接官の評価も良くなるでしょう。
短所の例を参考に自分をアピールできるようにしよう
短所は決して悪いことではなく、裏を返せば長所にもなります。短所の改善方法や普段から実践している取り組みなど、具体的に伝えることで自分をうまくアピールできるようになります。
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