プログラミング言語には、さまざまな種類があり、それぞれ汎用性やできること、トレンドなどが異なります。プログラミング言語を学びたいと思ったものの、どれを選べばいいのか迷っている方も多いことでしょう。
本記事では、プログラミング言語の選び方とおすすめの言語6選、勉強方法についてわかりやすく解説しています。キャリアアップやIT業界への転職を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
プログラミング言語の選び方
プログラミング言語の種類は多く、初心者の方にとっては迷ってしまうかもしれません。下記に選ぶ際のポイントを4つ紹介します。
- 汎用性が高く需要が高い言語を選ぶ
- 携わる業務で選ぶ
- 学びやすく習得しやすい言語を選ぶ
- トレンドの言語を選ぶ
汎用性が高く需要が高い言語を選ぶ
プログラミング言語は、種類によりできることが異なります。「汎用性が高い言語=さまざまな分野で使用されており多様なプロジェクトに対応可能」と考えられるでしょう。またコミュニティが大きく、学習資料やサポートが充実している言語は、問題解決がしやすく初心者の方が学ぶ際に最適です。
汎用性が高い言語のひとつに、Pythonがあります。Pythonは、データサイエンス、Web開発、AIなど幅広い分野で利用されている言語です。そのほかWebサイトの構築に利用できるJavaScript、システム開発やWebサービスの開発に使用されるJavaも多くの企業から需要があります。
携わる業務で選ぶ
自分が携わりたい業務が確定している場合、適した言語を選ぶと効率的にスキルを得ることが可能です。例えばスマホアプリの開発であればSwiftやKotlin、web制作やwebサービス開発の場合は、JavaScriptやPHP、CSS、HTNLなど、AI開発や機械学習なら、Python、C言語などが適しています。
特定のプロジェクトや会社の要件など、目的がすでに明確であれば、必要な言語を選ぶことで、プロジェクトの成功率が高まります。システムの移行やサービスの統合を目的とした学習であれば、既存システムやツールとの互換性がある言語を選びましょう。
学びやすく習得しやすい言語を選ぶ
構文がシンプルかつ直感的な言語は、初心者にとって学びやすいでしょう。例えばPythonは、簡潔な構文のため、初心者にも人気があります。プログラミング言語を学ぶにあたって、想定外のエラーに直面することは少なくありません。
エラーメッセージがわかりやすい言語は、デバックがしやすく、迅速な問題解決が見込めます。挫折することなく学習が進められる点は、大きなメリットと言えるでしょう。書籍やチュートリアル、オンラインでの学習コースが豊富にある言語を選ぶことが重要です。
トレンドの言語を選ぶ
プログラミング言語にも、トレンドがあります。例えば、現在のトレンド言語は、ReactやNode.jsを使うJavaScript、機械学習やAI、データ分析の分野に強いPythonです。トレンド言語を学ぶことで、最新技術やフレームワークへの対応力が身につき、将来のキャリアパスが広がるでしょう。
トレンドの言語は、多くの企業で導入されています。転職の際にも有利となり、入社後最新のプロジェクトへの参加機会が見込める点もポイントです。
おすすめのプログラミング言語6選
プログラミング言語選びには、学びやすさや習得のしやすさ、人気度、将来性、トレンドなど総合的な判断が重要です。言語選びに悩んでいる方向けに、下記、おすすめのプログラミング6選を理由とともに紹介します。
- JavaScript
- Java
- C言語
- Python
- PHP
- Ruby
JavaScript
JavaScriptは、ウェブブラウザ上で動作するプログラミング言語です。画像のスライドや拡大表示、ポップアップウィンドウの表示などが可能で、インタラクティブなウェブサイトの構築に不可欠といえます。Webサイトのほか、サーバーサイドアプリ、デスクトップアプリ、スマホアプリなどの開発にも使用されており、将来的に見ても需要の高い言語です。
JavaScriptは、ブラウザとエディタさえあれば、表示が可能です。数多くのライブラリとフレームワークがあり、開発を効率化できるメリットもあります。
Java
Javaは、1995年リリース以降、世界的に高い人気を誇るプログラミング言語です。汎用性が高く、Webアプリ、Androidスマホアプリ、金融機関システム、ゲームなど私たちの身近な場所でも多数使用されています。
高いパフォーマンスを発揮することやセキュリティ面での信頼の高さから、大規模なシステムにも適しています。Javaの文法自体は、難易度が高いものの豊富な学習リソースとサポートが存在するため、自分のペースで学ぶことで習得が可能です。
C言語
C言語は、1972年開発の歴史あるプログラミング言語です。システムプログラミングや組み込みシステムの開発に欠かせない言語であり、多くのプログラミング言語の基礎としての立ち位置から、今もなお高い人気を誇ります。
C言語のメリットは、プログラム動作が高速かつ効率的な点です。リアルタイム性が求められるシステム、限られたリソースの環境下でのシステムに対しても、高いパフォーマンス性を発揮します。C言語の学習難易度は決して低くないものの、学習を進めることで他の言語への理解も深まるでしょう。
Python
Pythonは、プログラム未経験者にもおすすめの言語です。簡潔な構文のため、初心者にとっても学びやすく、フレームワークやライブラリが豊富かつ開発が効率化できる点から、中級者以上の方にも人気があります。書籍やアプリ、動画、オンラインスクールなど術を習得するための方法も多様です。
さらにデータサイエンス、機械学習、Web開発、スクリプト作成など、多様な用途に使用できるため、将来性の高さが特徴です。今後さらにAI技術の発展が見込まれることから、転職にも有利に働くでしょう。
PHP
PHPは、サーバーサイドのWeb開発に特化したプログラミング言語です。動的なWebサイトやWebアプリケーションの構築に適しており、文法、環境構築ともに比較的容易な部類に入ります。
また、「WordPress」など多くのCMSがPHPで構築されており、実践的な使用例が豊富です。PHPを使用した自社サイトも多く、メンテナンスにはPHPの知識が求められることから、ニーズの高い言語といえます。合わせてJavaScriptを学んでおくと、より効率的にPHPが学習可能です。
Ruby
Rubyは、簡潔で直感的な構文を持つ日本で誕生したプログラミング言語です。オープンソースかつフリーウェアのため、柔軟性が高く気軽に学べます。コードはシンプルかつ記述性が高く、日本語での情報が多く活発なコミュニティが存在している点も強みです。
サポートやリリースが豊富なため、学びの途中でつまずいても助けを求めやすいでしょう。また、Ruby on Rails(RoR)という強力なWeb開発フレームワークがあるため、効率的にWebアプリの開発が可能です。
プログラミング言語を学ぶ2つの方法
プログラミング言語を学ぶ方法は「独学」「プログラミングスクール」の2種類です。それぞれ勉強方法やメリットは異なります。両方の特徴を理解したうえで、自分に合った方法を選びましょう。
Webサイトや書籍で独学する
プログラミング言語に関する情報は、書籍、Webサイト、動画、IT勉強会などさまざまな場所にあふれています。オンラインプラットフォームを活用したり、プログラミングに関する書籍を使って体系的に学習したりすることで、独学で自分のペースで学ぶことが可能です。
初心者向けの入門書や実践的なプロジェクトベースの書籍は、独学の助けになってくれるでしょう。また、プログラミングのコードを写経し、自ら書くことで理解が深まります。
プログラミングスクールで学ぶ
プログラミングスクールでは、体系的なカリキュラムに基づいて学習できます。専門の講師から直接指導が受けられる点や、わからないことをすぐに解決できる点からも、効率よくスキルの習得が可能です。
実際のプロジェクトを通じて学ぶことで、実務直結のスキルが身につき、卒業後の転職や、フリーランスとしての案件獲得にも大いに役立ちます。独学ではモチベーションの維持・管理が難しいといった方にとっても、おすすめの学習方法です。
未経験ならNINJA CODEの利用を検討してみよう
習得するプログラミング言語を選ぶ際には、汎用性が高く需要が高い言語、自分が目指す業種に関連する言語から探してみましょう。本記事では、おすすめのプログラミング言語を6つ紹介しました。
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