「仕事に行きたくない」「月曜日の仕事は気が重い」と、悩んでいる方もいることでしょう。しかし、仕事に行きたくない気持ちはみんな一緒です。あなただけではありません。
本記事では、仕事に行きたくない理由6選や行きたくないときの対処法について解説しています。仕事へのモチベーションが上がらず仕事に行きたくないときにお役立てください。
目次
「仕事行きたくない」と感じるのはみんな一緒?
仕事に行きたくないと感じるのは、あなただけではありません。度合いは異なるかもしれませんが、行きたくないと思ったことがある人は多く、みんな一緒です。甘えと決めつけて自分を追い込んだりしないために、まずは仕事への拒否反応が出ている方への対策を解説します。
度合いは違えど多くの人がそう感じている
厚生労働省発表「令和5年労働安全調査(実態調査)(個人調査)」によりますと、労働者の82.7%が、現在の仕事や職業生活に関することで強いストレスを感じていると回答しています。つまり「仕事に行きたくない」と思うことは、多くの人が経験しており、特別なことではありません。
SNSや職場での雑談においても「仕事行きたくない」「辞めたい」といった声は多いです。日常的なストレス、仕事のプレッシャー、通勤時間の長さなど理由は人によって異なるものの、一般的な感情と言えます。
参考:厚生労働省 令和5年労働安全調査(実態調査)(個人調査)
「仕事に行きたくない=甘え」ではない
「仕事に行きたくない」と感じたとしても、心身の状況は、人により異なります。頑張ればなんとか行ける人、仕事のことを考えると涙が出て辛い人、通勤電車の中でパニックを起こしてしまった人など、いろいろな人がいることでしょう。
仕事に行きたくないと思いながら無理やり働き続けたとしても、仕事の成果は上がりません。心身を壊してしまっても、会社は責任をとってくれません。仕事に行きたくない=甘えと決めつけず、問題の根本を見つけるきっかけと捉えましょう。
拒否反応が出ていたら今すぐ対策を
すでに頭痛や胃痛、不眠などの身体的拒否反応が出ている場合は、早急に対策が必要です。ストレスが原因で、不安障害やうつ病などを発症している可能性もあります。カウンセラーや医師などの専門家に相談し、適切な対策やアドバイスを受けることが重要です。早期対応は、問題の深刻化を防ぎ早期解決に導いてくれます。
また、病院の診断に納得がいかない場合は、セカンドオピニオンを検討してみましょう。特にカウンセリングなどは相性もあるため、信頼できる人を探し話を聞いてもらうことが大切です。
仕事に行きたくない理由6選
社会人が仕事に行きたくないと感じる主な理由は、次の6つです。自分がどの理由に当てはまるか、確認し対処法を考える際の参考にしてください。
- 仕事内容が自分に向いていない
- 人間関係に悩んでいる
- 仕事にやりがいを感じられない
- 給与や待遇に不満を感じている
- 通勤するのがストレス
- 心身が疲労している
仕事内容が自分に向いていない
現在の仕事内容が自分の適性に合っていない、部署異動により自分にまったく向いていない仕事になったなどの場合、モチベーションが低下しやすく、ストレスの大きな原因になります。「仕事に関してミスが多い」「結果が出せなくて常に叱られる」などの場合、仕事に行きたくない気持ちが高まりやすいです。
自分のスキルや強みを活かせる仕事、環境を見つけることが必要です。転職先選びに失敗した際にも、このようなケースになりやすいため注意しましょう。
人間関係に悩んでいる
「苦手な上司、同僚がいる」「取引先との相性が悪い」「気分屋の先輩が仕事を教えてくれない」などの場合、出社自体を憂鬱と感じやすいでしょう。異動願いや担当変更を伝えても、意見が通るとは限りません。日に日にストレスが溜まる可能性が高いです。
また、職場でのコミュニケーションが不足している場合、孤立感や不安を感じやすくなります。悩みを相談できる環境にない場合、出社拒否の気持ちが高まりやすいでしょう。
仕事にやりがいを感じられない
日々の業務が単調でやりがいを感じにくい場合、仕事への意欲が低下しやすいです。「イメージと実際の業務内容が違う」「ひと通りの仕事を覚えたので飽きてしまった」といったケースもあるでしょう。
自ら資格取得を目指したり、新しいプロジェクトへの参画を申し出たりすることで、やりがいを見つけられる可能性もあります。しかしすでに自分で目標設定が難しい状況まで追い詰められているケースもあるため、現在の状況の見極めが重要です。
給与や待遇に不満を感じている
自分の努力や成果が正当に評価されない場合、人は不満を感じやすくなります。特に給与やボーナスの額、昇進や昇給の機会は、労働意欲を大きく左右するでしょう。あまりに不満が募った場合は、会社に給与や待遇の見直しを求めることもひとつの方法です。
しかし年功序列を重んじる会社や同族経営、ファミリー企業の場合は、意見が通りにくい可能性があります。現在の会社に見切りをつけ、キャリアアップの機会がある職場を探すことも大切です。
通勤するのがストレス
コロナ禍によりテレワークの機会が増えたものの、再び出社が求められている会社も増えています。長時間通勤のほか、ラッシュ時の電車に対しストレスを感じる人も少なくないでしょう。車通勤の場合も、通勤ラッシュや工事渋滞など、ストレスはつきものです。
通勤時間を短縮するためには、自宅から通いやすい職場を探したり、リモートワークが可能な職場を選んだりすることもひとつの方法といえます。
心身が疲労している
残業や休日出勤が日常化している状態の場合、疲労が溜まりやすくなります。本来であれば、休日にリフレッシュし、新たな気持ちで仕事に励めるものの、休日がなく休息が取れない状態では、心身の疲労は溜まる一方です。
「昇進や転職により仕事量が増えて、こなせない」「ノルマ達成のために帰れない」などのケースもあります。また、精神的な疲労に関しては、ストレスマネジメントやリラックス法を取り入れることで改善する可能性もあるでしょう。
仕事に行きたくないときの3つの対処法
「どうしても仕事に行きたくない」と思うのであれば、下記3つの対処法を試すことをおすすめします。
- 仕事に行きたくない理由を考えて整理する
- スキルや強みの棚卸をする
- キャリアプランややりたいことを見直す
今の仕事に向いていないとしても、他に向いている職場はたくさんあります。まずは現状と向き合ってみましょう。
仕事に行きたくない理由を考えて整理する
まずは、あなたが仕事に行きたくないと感じる理由について考えることが大切です。「仕事内容」「人間関係」「給与」など紙に書き出すことで整理しやすくなります。理由はみんな一緒ではなく、人によりさまざまです。表面的な理由と深層心理の理由では、異なる可能性もあるため、できるだけ深掘りしましょう。
理由が特定できれば、重要度、優先順位を設定し、対策を講じる順番を決めます。例えば「仕事が面白くない」のであれば「やりがいを探す」、「通勤時間が苦痛」であれば「オーディオブックを聴く」のようにできることから実行します。
スキルや強みの棚卸をする
自分が楽しめること、やりがいに感じること、これまでの仕事において褒められた経験などから、自分のスキルや強みの棚卸しを行います。職務経歴書を作成し、自分の職歴を振り返ることも効果的です。自分のスキルを把握することで、仕事に対する自信を取り戻しましょう。
また、同時に不足しているスキルや強みに対し、強化したいと考えているものがあれば、具体的な勉強計画を立てます。研修やオンラインスクールを活用することで、スキルアップが目指せます。
キャリアプランややりたいことを見直す
振り返りが終わったあとは、今後のキャリアプランと向き合います。仕事を通して実現したいこと、達成したい目標は、具体的であればあるほどモチベーションが向上します。今の職場で実現できるのであれば、働き続ける選択肢もありますが、そうでない場合は、転職を検討することもひとつの方法です。
新しい環境でのチャレンジは、仕事への意欲向上につながります。またすぐに転職できない状況だとしても「いつでも転職できるスキルがある」「達成したいことがある」と考えることは、精神の安定をもたらしてくれるはずです。
どうしても仕事に行きたくないなら転職を検討しよう
仕事に対してストレスを感じている人は8割を超えるといったデータがあります。仕事に行きたくないと思うことは、決して珍しいことではありません。ただ、みんな一緒だからといって、嫌々働き続けることは避けましょう。行きたくない理由を整理し、スキルの棚卸しをしてキャリアプランを見直すなかで、今の会社で働き続けるか、転職の道を選ぶかを考えることをおすすめします。
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