「仕事に行く気が起こらない」「ズル休みをしてしまおうか」と思ったことがある方もいることでしょう。ズル休み自体が悪いわけではありませんが、メリット・デメリットを理解し、休む際の理由を考えておくことは大切です。
本記事では、仕事のズル休みをしたいと思う理由や欠勤の際によく使われる理由6選、休みたい頻度が高まってきたときの対処法について紹介しています。欠勤が増え、身動きが取れなくなる前に本記事を活用してください。
目次
- 仕事をズル休みしたいと思う原因
- 仕事に対するストレスが溜まっているから
- 寝ても疲れが取れないから
- 寝坊して間に合いそうにないから
- 仕事をズル休みする2つのメリット
- ストレス発散・リフレッシュができる
- 思考が整理される
- 仕事をズル休みする3つのデメリット
- 会社や職場の人からの信頼を失う恐れがある
- 職場に迷惑をかけてしまう
- タスクが溜まり余計にストレスが増える
- 仕事をズル休みするときによく使われる理由6選
- 通勤時にトラブルが発生した
- 電気・ガス・水道などのトラブルが発生した
- 役所での手続き・免許更新などをしたい
- 自分や家族の体調不良
- 家庭の事情
- 冠婚葬祭
- 仕事をズル休みしたい頻度が上がったときの対処法
- 仕事・職場が自分に合っているのか見直す
- 相談先を見つけてサポートしてもらう
- 転職を検討する
- ズル休みでリフレッシュできないときは転職を視野に入れてみて
仕事をズル休みしたいと思う原因
仕事をズル休みしたいとの思いが高まる主な原因は、下記の3つです。
- 仕事に対するストレスが溜まっているから
- 寝ても疲れが取れないから
- 寝坊して間に合いそうにないから
原因別に理由を詳しく解説します。
仕事に対するストレスが溜まっているから
業務量が多く、過剰なプレッシャーを感じる状況下ではストレスが溜まりやすくなります。その結果、仕事に対する意欲が低下し「休みたい」「仕事に行きたくない」といった気持ちが高まることがあるでしょう。
上司や同僚との人間関係に問題が生じている場合も、仕事が憂鬱になりやすいです。苦手な人とコミュニケーションをとりながら進めなければいけない業務が多い場合は「ズル休みしたい」という感情が浮かびやすくなるでしょう。
寝ても疲れが取れないから
睡眠時間は十分足りているはずなのに、疲れがとれない場合は慢性的な疲労が原因の可能性があります。また長時間労働や連続の休日出勤、夜勤などを含む不規則なシフトなどの働き方は、人によっては心身に大きく影響を及ぼすことがあるでしょう。
寝ても体力や気力が回復しない、睡眠の質が低下しており朝もスッキリ起きられないといった状態が続くとズル休みをしてでも心身を休めたいと思っても無理はありません。
寝坊して間に合いそうにないから
ストレスや心身の疲労が原因で睡眠不足になり、朝起きられずに寝坊してしまうケースです。仮に「寝坊したから遅刻します」と正直に伝えても怒られるだけだから、ズル休みをしようと考える人もいるでしょう。
寝坊の原因は、疲労だけとは限りません。アラームの設定ミス、目覚まし時計の電池切れなど、些細なミスで寝坊することもあります。本来家を出るべき時間に間に合わない、時間に余裕がないといった状況下では、休みたくなる可能性は高いです。
仕事をズル休みする2つのメリット
仕事をズル休みにすると聞くと、あまり良い印象を感じないかもしれません。しかし、次の2つのメリットも存在します。
- ストレス発散・リフレッシュができる
- 思考が整理される
各メリットについて、詳しく解説します。
ストレス発散・リフレッシュができる
本来の休日以外に仕事を一日休むことで、心身のリフレッシュができます。仕事から離れ、自由に過ごすことで、日常のストレスからも解放されるでしょう。
一時的とはいえ、思い切りストレスを発散することで、仕事への意欲回復や気持ちの切り替え、メンタルの整理などといったポジティブな影響も期待できます。
思考が整理される
目の前の仕事に追われている状態では、新しいアイデアや将来のビジョンを考えることが難しくなります。しかし、日常から離れ、リフレッシュすることで、冷静に物事を考え直す時間の確保が可能です。
ズル休みという特別な時間を過ごすことで、思考の整理ができ、その結果、仕事の問題点や改善点、効率的な仕事の進め方などに気づくこともあるでしょう。
仕事をズル休みする3つのデメリット
仕事をズル休みした場合、下記のようなデメリットも生まれます。
- 会社や職場の人からの信頼を失う恐れがある
- 職場に迷惑をかけてしまう
- タスクが溜まり余計にストレスが増える
デメリットを理解したうえで、ズル休みを選択するかどうかを考えるようにしましょう。
会社や職場の人からの信頼を失う恐れがある
一度のズル休みでは、問題になりにくいですが、頻繁にズル休みを繰り返すと、同僚や上司からの信頼が低下しやすいです。「よく休むから、大切な仕事は任せられない」と思われる可能性もあります。
信頼を失うと、評価や昇進、長期的なキャリアにも悪影響を及ぼすことがあります。また、本当に体調不良等で休んだ際にも「またズル休みか」と思われるデメリットも考えられます。
職場に迷惑をかけてしまう
あなたが休んだ分の仕事は、他のメンバーが担当するケースが多いです。つまり、職場やチームに負担がかかるため、頻繁に休むことでチームの士気低下につながります。人間関係に亀裂が入ったり、負担の多いメンバーが退職や異動を申し出たりと、自分が休むことで、周囲に迷惑をかける可能性についても理解しておく必要があります。
タスクが溜まり余計にストレスが増える
休んだ日のタスクは、出勤日に消化する必要があります。溜まったタスクを一気に処理する必要があり、仕事の効率が低下しがちです。業務が遅延すると、周囲に謝罪する必要もあるため、さらにストレスが溜まる可能性があります。計画的に業務が進められず、フラストレーションが溜まる点も、デメリットと言えます。
仕事をズル休みするときによく使われる理由6選
仕事をズル休みする際には、理由を伝える必要があります。下記は、よく使われる6つの理由です。
- 通勤時にトラブルが発生した
- 電気・ガス・水道などのトラブルが発生した
- 役所での手続き・免許更新などをしたい
- 自分や家族の体調不良
- 家庭の事情
- 冠婚葬祭
同じ理由を何度も使うことは、ズル休みだと思われやすいです。理由を考える際の参考にしてください。
通勤時にトラブルが発生した
一般的な通勤時のトラブルといえば、電車や地下鉄、バスの遅延・運転見合わせや道の渋滞です。ただし、公共交通機関の場合は遅延証明書の発行もあり、公式サイト等で調べれば、事実かどうかすぐに判明するため、嘘をつくことは避けましょう。
そのほか、車や自転車など通勤時に使用している乗り物の故障、家の鍵や財布など大切なものの紛失など、やむをえない事情は休む際の理由として使われることが多いです。
電気・ガス・水道などのトラブルが発生した
自宅の電気、ガス、水道などの設備が故障した場合、一般的には修理業者の訪問が必要です。家主が不在の状態では、修理ができません。またライフラインが使用できない状態は、日常生活に大きな支障をきたします。
そのため、急な欠勤に対しても、会社の理解を得やすい理由です。ただしトラブル復帰後は、必ず報告を行いましょう。
役所での手続き・免許更新などをしたい
役所での手続きや免許更新、銀行での手続きなど、基本的に平日にしかできない公的手続きは少なくありません。事前に計画できる内容だけでなく、突発的に必要となるケースもあるため、突然の欠勤の理由としても使えます。
特に公的手続きは時間がかかることが多いです。複数箇所を回る必要がある場合などは、一日休むことも不自然ではありません。
自分や家族の体調不良
自分の体調不良に加え、家族が通院する際の付き添いも、休む理由として適切です。「子どもの発熱」「同居の母親がぎっくり腰のようで動けないと連絡が来た」など、具体的な内容を伝えることで、説得力を持たせられます。
さらに自分以外の家族が付き添いできないことを付け加えると良いでしょう。急病以外に、定期検診なども、休む理由として使えます。
家庭の事情
離れて暮らす高齢の親の介護や子どもの学校行事への参加など、家族の世話を理由に休むことは可能です。ただし、介護のように長期的に休む必要がありそうな件を理由に休む場合は、「普段は姉が面倒を見てくれているが、今回は急用のため自分が付き添いを頼まれた」など、上司が納得しやすい理由も付け加えておきましょう。
冠婚葬祭
家族や親戚、親しい友人の結婚式や葬儀は、会社を休む理由として一般的です。また、お宮参りや法事といった家族、親戚間の重要な行事への出席も、休む理由として、会社側が納得しやすいです。
会社によっては、慶弔休暇や忌引き休暇などの制度があります。有給休暇を消費せずに、休める一方、あまりに身内の不幸が多い場合は、ズル休みを疑われるため注意が必要です。
仕事をズル休みしたい頻度が上がったときの対処法
仕事をズル休みしたいとの気持ちが湧き上がることは、多くの人が経験しているものです。しかし、ズル休みしたいと感じる頻度が増えている場合、次のような対策をとることをおすすめします。
- 仕事・職場が自分に合っているのか見直す
- 相談先を見つけてサポートしてもらう
- 転職を検討する
仕事・職場が自分に合っているのか見直す
仕事をズル休みしたいと感じるのは、やる気がないのではなく、現在の仕事や職場が自分に合っていない可能性があります。自己分析を行い、自分の価値観や目標を見直したうえで、現在の仕事や職場環境と合致しているかどうかを確認してみましょう。適性検査などを利用し、自分の強みや弱み、適性と向き合うことが大切です。
相談先を見つけてサポートしてもらう
職場の上司や同僚、またはプライベートでの信頼できる人に相談し、アドバイスをもらうこともひとつの方法です。問題を共有することで、仕事に行きたくない気持ちに対し、解決の糸口が見つかることもあります。
知人に相談することが困難な場合は、カウンセラーやコーチなどの専門家に相談してみましょう。専門的なアドバイスは、ストレスの軽減や現在の状況の改善につながりやすいです。
転職を検討する
仕事をズル休みしたいと思うほど、今の仕事が自分に合わないのであれば、キャリアを見直し転職を検討するのもひとつの方法です。自分に適した職場や職種を見つけるため、積極的に情報収集を行いましょう。
転職サイトや転職エージェント、スカウト型転職サービスなど、さまざまなサービスのなかから自分に合う方法を使うのがおすすめです。また、新天地でのチャレンジについて考えることで、働くことや仕事そのものにモチベーションが高まる可能性もあります。
ズル休みでリフレッシュできないときは転職を視野に入れてみて
頻繁に仕事をズル休みしたいと思うときは、ストレスが溜まっている可能性や、仕事や職場が自分に合っていない可能性が高いです。仕事を休んでも心身がリフレッシュできないときは、転職を視野に入れてみましょう。
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