「仕事に行こうとすると、涙が止まらない」「全然涙が止まらないけど、仕事を休んでいいのだろうか」と悩んでいる方は、まずは心身を休めるために仕事を休んでください。
理由なく涙が止まらない状態は、あきらかに通常の状態ではありません。本記事では仕事を休むときの理由の伝え方や、仕事のことを考えると涙が止まらない人によくある特徴、涙が止まらない場合の対処法について解説しています。自分自身を守りながら働くために役立つ情報をまとめていますので、最後まで目を通してみてください。
目次
涙が止まらないときは仕事を休む理由にしてもいい?
悲しいわけでもないのに涙が止まらない状態は、自分の心と身体からのSOSです。仕事を休む理由になります。自分の心が限界を迎えた可能性があるため、そのまま無理をして働き続けた場合、さらに症状が悪化することも考えられます。
涙が出る理由は、仕事のストレスだけではありません。人間関係や環境の変化、大切な人やペットを失う経験などから、涙が止まらないケースも考えられます。このように涙が止まらない状態は、大きなストレスを抱えているケースが多いため、無理をして働こうとせずに、まずはしっかり休むことが大切です。
涙が止まらないときの仕事を休む理由の伝え方
涙が止まらない状態で、仕事を休みたいと伝える場合、次のポイントを押さえておくとスムーズです。
- なるべく電話で直接伝える
- 正直に理由を話す
- 引き継ぎ事項の共有をする
状態によっては上記3つの実行が困難なケースがあるかもしれませんが、一度、参考にしてみてください。
なるべく電話で直接伝える
「心身の限界により、突然涙が止まらない」など、当日欠勤をせざるを得ない場合、なるべく電話で伝えることが好ましいです。直接上司とコミュニケーションを取ることで、声のトーンからも誠実さや責任感が伝えられます。
上司が休みの日など直接伝えることが難しい場合でも、メールではなく伝言という形でチームメンバーなどに電話で伝えるようにしましょう。また無断欠勤は、上司やチームの信頼を失う危険があります。
正直に理由を話す
欠勤理由を伝えるときには、できるだけ正直に理由を話す必要があります。理由を伝えることで、会社側も仕事の段取りの変更やチームメンバーの異動など、今後の対応を考えやすくなるためです。正直に打ち明けることで、自分の気持ちが少し楽になる可能性もあります。
ただし、1日だけでなく長期間に渡って欠勤する可能性もあるため、あいまいな理由やウソの理由は避けましょう。また、病院の診断を受けていない状態で「うつ病かもしれません」などと伝えることもNGです。
引き継ぎ事項の共有をする
休んでいる間の業務は、チームメンバーや同じ部署の人にお願いすることになります。休むこと自体は問題ありませんが、自分が担当していた仕事など引き継ぎ事項がある場合、情報共有ができていないと、現場が困り、業務に支障が出る可能性が高いです。
迷惑をかけることをゼロにはできないとしても、できる限り影響を最小限にすることで、復帰もしやすくなります。上司への共有が難しい場合は、同僚に伝える形でも構いません。
仕事のことを考えると涙が止まらない人の特徴
仕事のことを考えると涙が止まらない人は、次の特徴があることが多いです。
- 自分の気持ちを伝えるのが苦手な人
- 責任感が強い人
- 完璧主義の人
これらの特徴に当てはまる人は、仕事のストレスを溜めないように注意が必要です。
自分の気持ちを伝えるのが苦手な人
「相手によく思われたい」「仕事ができない奴だと思われたくない」などを理由に、自分の気持ちを伝えることが苦手な人もいます。しかし、トラブルが起きたり、ストレスを抱え込んだりしても、周りに頼んだり相談したりできない人は、ストレスが溜まりやすいため注意が必要です。
その結果、涙が止まらない事態にまで、自分を追い込んでしまう可能性があります。プライベートでは気持ちを伝えることに苦手意識があるとしても、「仕事だから」と割り切り、意識的に気持ちを伝える勇気も大切です。
責任感が強い人
「仕事は辛くてもやり遂げなければいけない」「自分がやらなければ他の人が困る」など常に「〜しなければ」と考えがちで責任感の強い人は、ストレスが溜まりやすいです。頑張ることはよいことではあるものの、度を過ぎると、自分の心身を壊してしまいます。
「ここまでは自分がやり遂げて、この先は別の人に頼もう」といった形で、自分1人で責任を負わないような工夫も大切です。自分自身を追い詰めがちな人は、上司や先輩に相談してみましょう。
完璧主義の人
これまでに高い成果を出してきた人や、学生時代から成績優秀だった人、失敗の経験が少ない人など、完璧主義の傾向がある人は、要注意です。高い理想を求めて頑張りすぎたり、失敗を過剰に恐れてストレスを抱えたまま仕事に取り組んだりしてしまうでしょう。
ミスや失敗は、ないに越したことはありませんが、人間が行うことに「絶対」「完璧」はありません。自分が完璧主義だという自覚がある人は、力の抜き方や気分転換、ストレス発散方法などを見つけておくことが大切です。
仕事が原因で涙が止まらない場合の対処法
すでに今、仕事が原因で涙が止まらずに困っている状態であれば、下記の対処法のなかから可能なものを試してみてください。
- 仕事のことを考えるのをやめる
- 気分転換をする
- クリニックを受診する
- 休職や退職を考える
- 転職を考える
仕事のことを考えるのをやめる
まずは、頭から仕事に関することを追い出しましょう。あたたかい飲み物などを飲み、気持ちを落ち着かせることが大切です。少し落ち着いてきたら、涙が出る原因について、少しずつ考えていきます。
本当に仕事が原因なのか、また仕事の場合、仕事の何が原因なのか、紙などに書いてみましょう。自分の体調不良や家族の問題など、プライベートが原因の可能性もあります。仕事に関しても人間関係や部署異動後の業務内容など、いろいろな可能性が考えられるでしょう。原因がわかれば、対処法もとりやすくなります。
気分転換をする
自分の好きなことができずに、ストレスが溜まり、涙が出る可能性もあります。思い切り好きなことに時間を費やしたり、スポーツや旅行など、リフレッシュの時間を設けたりしてみましょう。一時的な気分の落ち込みの場合は、気分転換後に気持ちが楽になり、仕事への意欲が戻ることも考えられます。
しかし、気分転換をしたあとも気持ちの落ち込みが続いたり、気分転換中にも気が晴れなかったりする場合は、改めて原因を考える時間を設けましょう。
クリニックを受診する
どれだけ考えても、自分で原因がわからない場合は、精神科やこころのクリニックなどの専門機関を受診する方法があります。「精神科」「心療内科」と聞くと、ハードルが高いと感じるかもしれませんが、風邪をひいて内科に行くことと同じです。
「たいしたことない」と思い込んでいるうちに、症状が悪化し、本当の病気になる可能性もあります。気負わずに、気軽に受診してみましょう。また、オンライン診療に対応しているメンタルクリニックもあります。近くにクリニックがない人や通院を人に見られたくない人も安心です。
休職や退職を考える
数日経過しても涙が止まらない場合や、もう大丈夫だろうと思っても仕事のことを意識するとまた泣けてくるといった場合は、休職や退職を視野に入れることも大切です。過剰なストレスがかかっている状態では、冷静な判断をすることは難しく、無理に働き続けることで、より辛い状況に追い込まれる可能性があります。
まずは休む、辞めるという決断をしたうえで、再び心身の状態が回復したのちに、次の行動を考えるといった方法もひとつです。ただ、急に退職届を出すのではなく、可能な限り信頼できる上司などに相談することをおすすめします。
転職を考える
現在の職場や仕事が原因で涙が止まらない場合は、転職もひとつの方法です。働くこと自体が辛いわけではないのであれば、新しい環境や新しい人間関係、自分のスキルを生かせる仕事を得ることで、精神的にも楽になる可能性が高いでしょう。
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仕事が原因で涙が止まらない時はまずはしっかり休んでリフレッシュをしよう
涙が止まらないときは、電話で上司に休むことを伝えたうえで、仕事のことを忘れてリフレッシュすることが大切です。それでも状況が変わらないようであれば、クリニックの受診や休職、退職を検討してみましょう。
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