転職を考えている方の中には、今より年収が高い業界で働きたいと思っている方もいるでしょう。年収が高い業界とは、電気・ガスなどのインフラを支える業種や金融業などが挙げられます。しかし年収が高い業界への転職方法がわからない方もいるのではないでしょうか?

今回は年収の高い業界や仕事の種類、就職や転職するためのコツを紹介します。転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

年収が高い業界や職業

ここでは年収が高い業界や職業を紹介します。

  • 電気・ガス・熱供給・水道業
  • 金融業・保険業
  • 情報通信業
  • 学術研究・専門・技術サービス・教育・学習支援業
  • 製造業

順番に解説します。

電気・ガス・熱供給・水道業

電気やガス、熱供給、水道業の平均年収は747万円で、うち平均給料と手当が600万円、平均賞与が147万円です。水道業には雨水や汚水の処理、排除を行なう業務もあります。

電気やガス、熱、水道を供給するインフラ業界は、景気に左右されにくいのが特徴です。生活を支えるために欠かせない業界なため、需要がなくならず、安定した給与がもらえる業界といえるます。

金融業・保険業

金融業や保険業の平均給与は656万円で、うち平均給料と手当が500万円、平均賞与が156万円です。金融業は資金取引の仲介を行う仕事です。保険業の仕事は、不測の事故に備えてお客様から保険料の払い込みを受け、必要に合わせて保険金の支払いを行ないます。

金融業や保険業は、複雑な金融取引やリスク管理など、専門性の高いスキルや資格が要求される仕事です。また投資信託や生命保険など、顧客の人生を左右するような商品を販売するため、責任感が重い仕事といえるでしょう。それゆえ、業務内容に見合った高報酬が支払われるという訳です。

情報通信業

情報通信業の平均給与は632万円で、うち平均給料と手当が511万円、平均賞与が122万円です。情報通信業は、インターネットやAIなど、情報の処理や伝達を行う仕事です。TV局や携帯電話会社、映像分野などは、今後も需要が見込めます。AI時代と謳われる中、日常生活を支えるために、なくてはならない業種になるでしょう。

学術研究・専門・技術サービス・教育・学習支援業

学術研究・専門・技術サービス・教育・学習支援業では、平均給与は544万円で、うち平均給料と手当が443万円、平均賞与が102万円です。学術研究を行い、専門的な技術や知識を提供する仕事です。また、学校教育や学校教育の支援活動も行なっています。

また専門的な職種である法律事務所や税理士事務所なども、学術研究の分野となります。どの分野にもいえることは、専門的な知識と高いスキルが要求される点です。サービス単価が高く仕入れのコストがかからないため、利益率が高く年収も高い傾向にあります。

製造業

製造業の平均給与は533万円で、うち平均給料と手当が427万円、平均賞与が106万円です。製造業といっても、機器機械、石油、化学物質、食品、飲料など、分野はさまざまです。

世界的シェアを誇る自動車メーカーや家電メーカーなどもあれば、町工場のような中小企業も存在します。分野や企業の規模によって年収にバラツキがあるのが特徴です。

日本人の平均給与の実態

年収の高い業界は理解できたけれど、自分が平均的な年収なのかが気になる方もいるかもしれません。ここからは、日本人の平均給与の実態を2つ紹介します。

  • 日本人の平均給与は458万円
  • 企業の規模が大きいと平均給与が上がる

順番にみていきましょう。

日本人の平均給与は458万円

「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の給与所得者数は5078万人、平均給与は458万円です。男女別の平均給与は以下の通りです。

平均給与 給与・手当 賞与
男性 563万円 472万円 92万円
女性 314万円 270万円 44万円
平均給与 458万円 386万円 72万円

男性の場合、年間給与額400万円超500万円以下の方が、518万人と最も多くなっています。一方、女性の場合、年間給与額100万円超200万円以下の方が最も多く、461万人となっています。

企業の規模が大きいと平均給与が上がる

「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、従業員が10人未満の事業所では、給与が100万円超200万円以下の割合が最も多く、全体の20%です。一方、従業員が30人以上の事業所では、給与が300万円超400万円以下の割合が最も多く、全体の16%を占めています。

また、1000万円超1500万円の給与所得者数は、従業員数が多くなるほど割合が高くなります。このように、従業員数に比例する形で、給与も高くなる傾向にあるのです。

年収が高い業界や職業の特徴

年収の高い業界や職業には、以下のような2つの特徴があります。

  • 大企業である
  • 専門性が高い

順番にみていきましょう。

大企業である

規模の大きい会社は資金力や経営基盤があるため、高収入が得られます。例えば、福利厚生や賞与、退職金が充実しているのは、資金力が安定している証拠です。企業の基盤が安定していれば、社員が働きやすくなり離職率も低くなります。

また、海外転勤の多い企業では、転勤による特別手当の付与により、給料が高い傾向にあります。さらに成果主義の企業は、20代や30代でも実力や成果を出せば、ボーナスが高くなったり、昇給スピードが早くなったりするため、年収アップしやすいでしょう。よって、このような資金力のある大企業は年収が高くなるのです。

専門性が高い

専門性が高い企業や業界は高年収ですが、専門性や難易度の高いスキルが要求されます。特に高収入が狙える医師や弁護士などは、免許を取得しないと仕事ができません。さらに免許取得のためのハードルも高く、合格を目指すには相当の知識を習得する必要があります。

一方で、ITエンジニアやプログラミング技術などは、特別な資格がなくても技術さえ習得すれば高収入が狙える業種です。未経験からプロを目指せる「NINJA CODE」の学習カリキュラムでは、基礎知識の学習や課題制作などの実践系までを丁寧にサポートします。Web制作やデザインなどのノウハウを身につけられるため、IT業界への転職も可能です。

年収は業界で決まるのか?

年収が高い業界で働けば、高収入を得ることができます。しかし、給与が低い会社や年功序列の会社は、どれだけ成果を上げても、年収を上げることは難しいでしょう。

よって、環境を変えて年収アップを狙う方が効率が良いといえます。低い年収しか見込めない企業なら、自分の実績や成果を重視してくれる企業への転職がおすすめです。とはいえ、年収の高い業界の就職を目指すだけではなく、自身の市場価値やスキルを高めて、オファーしてもらえる人材になることも重要です。

年収が高い業界に就職するコツ

まずはキャリアパスを分析し、自分の強みと弱みを見極め、自分の将来像や目標達成の課題を明確にすることが重要です。また業界分析、企業分析などを入念に行なって、自分の働きたい業界ではどんな人材を求めているのかを考えましょう。

例えば、海外でも活躍できるようなグローバルな人材は、需要が高まっています。ビジネス英会話を身につけたり、TOEIC資格で高得点を取得したりすれば、海外進出の道もみえてきます。

転職により環境を変えるのは、高収入を目指すための近道です。とはいえ、より良い転職先を見つけるためには、自分1人の力だけでなく、IT系に特化したダイレクトリクルーティングサービス「HUGAN」を活用しましょう。

スキルを取得し年収の高い業界へ転職

高年収を目指すには、特化したスキルや資格が必須です。自分の将来像を考えながら、どの分野で特化していくかを考えて、行動に移していきましょう。

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