MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、自分の行動や思考パターンを理解するためのツールです。世界中で広く使われており、日本では総勢19万人以上の人がMBTIを受けています。

本記事では、MBTIの基本的な種類や日本人に多いタイプ、診断を受けるメリットについて詳しく解説します。

MBTIとは?

MBTIは、スイスの心理学者カール・ユングのタイプをもとに開発された性格検査です。個人の認知スタイルや行動パターンを理解するためのツールとして、世界45カ国以上で活用されています。

ここではMBTIの種類と日本人に多いMBTIについて解説します。

MBTIの種類

MBTIの種類は次のとおりです。

  • INTJ(建築家型): 想像力が豊かで、戦略的な思考の持ち主。あらゆる物事に対して計画を立てる。
  • INTP(論理学者型): 貪欲な知識欲を持つ革新的な発明家。
  • ENTJ(指揮官型): 大胆で想像力豊か、かつ強い意志を持つ指導者。常に道を見つけるか、道を切り開く。
  • ENTP(討論者型): 賢くて好奇心旺盛な思考家。知的挑戦には必ず受けて立つ。
  • INFJ(提唱者型): 物静かで神秘的だが、人々を非常に勇気づける飽くなき理想主義者。
  • INFP(仲介者型): 詩人肌で親切な利他主義者。良い物事のためなら、いつでも懸命に手を差し伸べる。
  • ENFJ(主人公型): カリスマ性があり、人々を励ますリーダー。聞く人を魅了する。
  • ENFP(運動家型): 情熱的で独創力があり、かつ社交的な自由人。常に笑いほほ笑みの種を見つけられる。
  • ISTJ(管理者型): 実用的で事実に基づいた思考の持ち主。その信頼性は紛れもなく本物。
  • ISFJ(擁護者型): 非常に献身的で心の温かい擁護者。いつでも大切な人を守る準備ができている。
  • ESTJ(幹部型): 優秀な管理者で、物事や人々を管理する能力にかけては、右に出る者はいない。
  • ESFJ(領事型): 非常に思いやりがあり社交的で、人気がある。常に熱心に人々に手を差し伸べている。
  • ISTP(巨匠型): 大胆で実践的な思考を持つ実験者。あらゆる道具を使いこなす。
  • ISFP(冒険家型): 柔軟性と魅力がある芸術家。常に進んで物事を探索し経験しようとする。
  • ESTP(起業家型): 賢くてエネルギッシュで、非常に鋭い知覚の持ち主。危険と隣り合わせの人生を心から楽しむ。
  • ESFP(エンターテイナー型): 自発性がありエネルギッシュで熱心なエンターテイナー。周りが退屈することは決してない。

日本人に多いMBTI

日本における各タイプの割合は、調査によって異なります。ただ、以下のタイプが多いとされています。

  • INFP-T
  • ENFP-T
  • ENFP-A
  • INFJ-T
  • ISFP-T

MBTIのタイプは国や文化、時代によって変化する可能性があります。社会的な環境や文化が、人々の性格形成に影響を与えるためです。

日本では集団主義的な文化が根強く、協調性や調和を重視する傾向があります。そのため、INFPのような責任感があり、周囲に気を配ることができるタイプが多いと考えられます。

MBTI診断を行うメリット

MBTI診断は単なる性格診断ツールではなく、自己理解を深め、より良い人生を送るための羅針盤となるものです。自身の性格特性を理解することで、自己成長を促したり人間関係が円滑になったりする可能性があるでしょう。

実際に、自己理解を深める手段としてだけでなく、他者との効果的なコミュニケーションやチームビルディング、キャリア開発など、さまざまな分野で活用されています。

自己分析に役立つ

多くの人は普段、自分の性格に合った行動を無意識にしています。しかし、自分の性格を正しく知ることは難しく、「なぜその行動をするのか」を分かっていない人がほとんどでしょう。

MBTI診断を受けると、自分の考え方や感じ方、行動の特徴がはっきりわかります。そのため、自分の強みや弱み、価値観、興味を知ることができ、成長や改善のための具体的な行動がとれるようになります。

長所や短所から適切な行動を選択できる

MBTI診断では、自分の強みと弱みを理解することができます。自分の特性を理解することで、強みを活かし、弱みを補うような行動ができるようになるでしょう。

例えば、コミュニケーションにおいて、外向的な人は積極的に会話に参加し、場を盛り上げることができます。一方、内向的な人は、じっくりと相手の話を聞き、深い理解を示すことができます。

このように自身の特性を理解することで、より効果的なコミュニケーションの方法を選択できるでしょう。

仕事探しのヒントになる

MBTI診断は、自分に合った職種や働き方を見つけるヒントにもなります。MBTIの16タイプには、それぞれ適性のある仕事や職場環境があるためです。

計画性や組織力に優れたタイプの人は、プロジェクトマネージャーやリーダーなどの役割に適しています。創造性や独創性を活かせる仕事を求める人には、デザイナーやアーティストなどの職種が向いているでしょう。

MBTI診断の結果を参考に、自分の性格に合った仕事や働き方を選択すれば、仕事に対する満足度を高め、より充実したキャリアを築ける可能性があります。

MBTI診断で回答するポイント

MBTI診断は自己理解を深めるための有効なツールですが、より正確で有益な結果を得るためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

ここでは、MBTI診断を受ける際に注意すべき点について解説します。

直感で回答していく

MBTI診断では、設問に対して深く考え込むのではなく、直感的に回答することが重要です。「どちらかというと…」と迷う場合でも、自分の第一印象や自然な反応に従って選択しましょう。

考えすぎると、理想的な自分や社会的な期待に応えようとする意識が働き、本当の性格とは異なる結果が出てしまう可能性があります。あくまでも今の自分がどう感じるかを大切にして、正直に回答することが、正確な診断結果を得るための鍵となります。

状況によって結果が変わることを理解する

MBTI診断の結果は、常に一定とは限りません。生活の中で経験する出来事や置かれている環境、人間関係などの影響を受けて、性格は少しずつ変化していく可能性があります。

そのため、以前受けた診断結果と異なる結果が出るのは成長した証といえるかもしれません。診断結果を自分の状態を把握する目安として捉え、変化を柔軟に受け入れることが大切です。

あくまでもヒント程度に考える

MBTI診断は自己理解を深めるための有効なツールですが、あくまでも自己分析のヒントとして捉えることが重要です。診断結果を過信しすぎたり、固定観念にとらわれたりすることは避けましょう。

一般社団法人 日本MBTI協会では、次のように述べています。

MBTIは他の性格検査とは異なります。MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)は、個人をタイプに分類したり、性格を診断したりすることが目的ではありません。回答した個人一人ひとりが、自分の心を理解するための座標軸として用いることを最大の目的にしています。

出典:一般社団法人 日本MBTI協会|MBTIとは

診断結果を参考に、自分の強みや弱みを理解し、自己成長につなげていくことが大切です。

MBTIを活用して転職活動を成功させよう

MBTIは、自己理解を深めるための性格検査ツールです。日本人に多いISFJやINFPなど、16タイプに分類され、それぞれに特徴があります。

MBTI診断は、自己分析、強み・弱みの把握、仕事探しのヒントに役立ちます。診断を受ける際は、直感で回答し、結果が状況によって変わる可能性や、あくまで自己理解のツールであることを理解しておくことが重要です。

ご自身のMBTIをもとに、転職やキャリアプランの作成に役立てましょう。