人生において仕事が占める割合は大きく、働く以上は「やりがいのある仕事がしたい」と考える方も多いでしょう。しかし、自分にとっての「やりがい」を理解していなければ、仕事選びに苦労します。
本記事では、やりがいのある仕事の具体的な内容や職種、やりがいのある仕事の見つけ方について解説しています。やりがいのある仕事に就くことで、仕事はより一層楽しくなるものです。効率的に就職・転職するための方法も、ぜひ参考にしてください。
目次
やりがいのある仕事とは?
「やりがいのある仕事」とは、具体的に下記のような状態を示します。
- 業務内容にやりがいを感じる
- 給与や職場環境などにやりがいを感じる
- 周囲からの賞賛にやりがいを感じる
自分の今の仕事にやりがいを感じているかどうか、確認してみてください。
業務内容にやりがいを感じる
仕事内容が自分の性格に合っている場合や、過去のスキルや取得した資格が生かせると思える仕事は、やりがいを感じやすいです。昔から憧れていた仕事、何回も不採用通知を受け取りつつも念願叶って採用された職種の場合も同じことが言えます。
またある程度の裁量権が与えられており、主体性を持って働ける仕事も、モチベーションが保ちやすいため、やりがいにつながるでしょう。また、ルーティーンワークではなく、日々新しいことを覚える必要がある場合、自分の成長も感じやすくなります。
給与や職場環境などにやりがいを感じる
現在の会社で受け取っている給与が、業務内容に見合っている、または業務内容以上にもらっていると感じる場合、働くことへのモチベーションが上がり、やりがいにつながるでしょう。また業績に応じて賞与がもらえる、社内表彰制度があるなどの場合、より仕事への意欲が高まります。
また人間関係や職場環境が良い会社であれば「ずっとここで働きたい」との気持ちが芽生えやすくなるでしょう。企業文化や会社の風土が自分に合っている場合も同様です。
周囲からの賞賛にやりがいを感じる
お客様から直接感謝される仕事、取引先から「ありがとう」「助かった」とお礼を言われる仕事など、誰かの役に立っていると実感しやすい仕事は、やりがいを感じやすいです。上司やチームメンバーからの称賛も、モチベーションアップにつながるでしょう。多少辛いことがあっても、お客様の笑顔を思い出せばまた頑張れるといった声も多いです。
また、直接お客様と接さない職種であっても、インフラや公共交通機関関係など「社会のために役に立っている」実感があれば、仕事を意欲的に続けやすくなります。
やりがいのある仕事に就くメリット
やりがいのある仕事に就くメリットとして、仕事が充実することでプライベートも楽しめることが挙げられます。自分の気持ちを押し殺して「仕事はお金をもらうため」と割り切っていても、どこかで無理が生まれるものです。
さらにやりがいのある仕事に就くと、不満や愚痴が減ります。働くこと自体が楽しみになり、新しい知識や技術の習得にも力が入るはずです。ネガティブな感情を抱くことが減るため、ストレスの減少にもつながり、豊かな人生が送れるでしょう。
やりがいのある仕事3選
何にやりがいを感じるかは、人によって異なるものです。ここでは、一般的にやりがいを感じやすい下記の仕事について、紹介します。
- 医師・看護師
- 人事
- エンジニア
自分の性格や興味・関心の分野と合わせて、選択肢のひとつに入れてみてください。
医師・看護師
医師や看護師は、病気や怪我を治す仕事のため、直接感謝の言葉を聞く機会が多いです。自分自身もやりがいを感じやすく、周囲からの評価・称賛もあります。また給与に関しても、令和5年度の一般労働者の平均賃金は約318万円、一般病院の勤務医平均年収は約1,461万円と、かなりの差があるため、給与面でもやりがいを感じやすいでしょう。
ただ、その一方で医師になるためには、医学部卒業、国家試験合格が必要です。さらに人の命を預かることへの責任感や重圧などの苦労もあり、一般的に誰もが目指せる仕事とは言い難いものがあります。
人事
人事とは、人材採用や人材育成、社内環境の整備、労務管理などを行う仕事です。自ら働きやすい環境づくりに取り組み、職場環境の改善・会社の業績アップなどの成果を出すことで、やりがいを感じやすいでしょう。労働環境の改善は、自分の働きやすさにもつながるため、モチベーションもあがります。
また、人材育成であれば、社員の成長を間近で見られます。自分が企画した研修が評価されるなど、目に見える成果も感じやすい仕事です。
エンジニア
技術者であるエンジニアは、現代において欠かせない職種であり、さまざまなシーンで活躍が期待されています。種類も豊富でwebエンジニアやシステムエンジニア、インフラエンジニア、開発系エンジニアなど種類も豊富なため、自分に合った職種が選択可能です。総じて給料も高めです。
さらにシステムエンジニアの場合、顧客と直接やりとりを行います。課題解決に向けた提案を行い、開発を進め、納品するため、直接感謝の言葉を聞ける立場です。またチームで動くことが多いため、完成の喜びや顧客からの感謝の言葉をチーム全体で分かち合えます。最新のテクノロジーに触れることができ、将来性のある仕事です。
やりがいのある仕事の見つけ方
やりがいのある仕事を見つけるためには、自分から動く必要があります。下記は、見つけるための具体的な3つの行動です。
- 興味あることや褒められたことを振り返る
- 仕事における優先順位を考える
- 働いてる人の声を聞く
興味あることや褒められたことを振り返る
これまでの人生において「楽しかった」「褒められた」経験を書き出してみましょう。仕事に限らず、学生時代の思い出や趣味なども含めて構いません。興味のある分野や他人から褒められた経験には、やりがいのヒントが隠れています。
「手先が器用と言われた」「ファッションセンスがいいと褒められた」などいくつも羅列するなかで、自分の強みや好きなことを整理してみましょう。例えば、手先が器用であれば細かな作業が得意な可能性があります。ファッションセンス=色彩感覚やバランス感覚とも考えられるため、デザイン関係の仕事に目を向けるのも良いでしょう。得意・好きなことを仕事にすると、成果が出やすく、やりがいを感じやすいと言えます。
仕事における優先順位を考える
自分の希望が100%叶う仕事を見つけることは、困難です。だからこそ、仕事の条件に優先順位をつけましょう。例えば「業務内容」「年収」「人間関係」「勤務時間」「勤務地」「将来性」などの条件から、自分がこれだけは絶対に欲しいと思うものを選びます。
人によって「大事にしたいもの」は異なるものです。一般論ではなく、自分の希望をできるだけ満たしている仕事を選ぶことで、やりがいのモチベーションが保ちやすくなります。
働いている人の声を聞く
求人は、基本的に良いことしか書かれていません。いくら転職を視野に入れて求人情報を見ても、本当のところはわからないため、入社後にギャップを感じるケースが多いです。ミスマッチを防ぐためにも、OB・OG訪問をしたり、職場見学をお願いしたりと、リアルな情報を手に入れるようにしましょう。
まだ志望する会社が決まっていない場合は、志望業種・職種の人に話を聞く方法もあります。例えばエンジニアへの転職を考えている場合、現在エンジニアとして働いている人に、実際のやりがいについて話を聞くことで具体的なイメージが湧いていくでしょう。
やりがいのある仕事に就職・転職するには?
「今の仕事にやりがいを感じられない」「やりがいのある仕事に就職したい」と思うのであれば、方法は次の2つです。
- 必要な資格やスキルを身につける
- 転職エージェントに相談する
一人で悩まずに、まずは行動に移してみましょう。
必要な資格やスキルを身につける
自分のなかで就きたい仕事が決まっている場合は、仕事に関連する資格やスキルを調べ、身につけていきましょう。医師や看護師、弁護士、税理士、気象予報士、保育士など、仕事に就くために国家資格の取得が必要なケースもあります。
また、資格が必須ではない職種であっても、資格やスキルを得ておくことで、採用が有利になる可能性は高いです。特に未経験からの転職を狙う場合は、資格やスキルが意欲のPRにつながります。
転職エージェントに相談する
転職エージェントに登録し、相談することで、自分のやりたいことや強み・弱みの発見やキャリアの棚卸しなどさまざまなサービスが受けられます。単に希望条件の求人紹介だけでなく「どうすれば希望する職種に就けるか」を、プロの視点からアドバイスしてもらえるため、転職活動がスムーズに進みやすくなるでしょう。
転職エージェントの利用は、基本的に無料です。アドバイザーと相談するなかで、自分にとってやりがいを感じられる仕事の幅が広がり、未経験から異業種に転職したケースもあります。
やりがいのある仕事で働こう
やりがいのある仕事は「業務内容」「給与・職場環境」「周囲からの称賛」など、人によって異なります。自分にとっての「やりがい」を探し、資格やスキルの習得、転職エージェントへの相談などを行ってみましょう。
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