転職を考えているけれど、できればこれから需要のある業界を検討したいとお考えの方もいるのではないでしょうか?また、需要がある業界で働くには、何か特別なスキルが必要なのではないかと、お悩みの方もいるでしょう。

そこで今回は、これから伸びる業界や需要の増える仕事にくわえて、将来性のない業界について解説します。転職をお考えの方はぜひ参考にしてください。

これから伸びる業界とは

ここでは、これから伸びる業界を3つ紹介します。

  • IT業界
  • 衣食住に関する業界
  • Webメディア業界

順番に解説します。

IT業界

新型コロナウィルスをきっかけに、リモートワークの普及やオンラインショッピングの需要が増えて、日本のIT化が急速に発展しています。生活やビジネスに変革をもたらすDX化の発展で、金融や農業、教育、医療、広告など、今後多くの分野で重宝されるでしょう。

また、情報セキュリティの重要性が高まった影響で、サーバーセキュリティ分野や人工知能AI、拡張現実VRなどの最新技術の活用も拡大しています。業務を自動化したり、雑務の効率化を推進したりする企業も増えるため、今後も需要が高まる分野となるでしょう。

衣食住に関する業界

衣食住に関する業界も今後の需要が期待されます。特に農業はこれから需要が高まる分野の一つです。昨今の農業事情は、担い手の高齢化や担い手不足などが課題となっていますが、AIやドローンなどの技術により、スマート農業が加速しています。

収穫から管理までをパソコン一つで行える可能性を秘めており、今後スマート農業化の需要が高まります。衣食住に関しては、日々の生活に欠かせないため、需要がなくなることは考えにくいでしょう。

Webメディア業界

デジタルコンテンツが普及する中、Webメディア業界も成長し続ける業界といえます。特にコロナ禍以降、インターネット上での動画やゲームの配信など、オンラインコンテンツは人気がある分野です。

また、YouTubeやInstagram、Facebookなどインターネットメディアを利用する方が多い影響で、インターネット広告の配信は需要があります。Webメディアに広告が掲載されることで、興味を持ったユーザーにターゲットを絞りやすい点がメリットです。広告の効果測定も早いため、今後もインターネット広告の需要は高まるでしょう。これから伸びる業界で活きるスキルを身に付けるなら「NINJA CODE」がおすすめです。

これから伸びる業界の特徴

ここからは、これから伸びる業界の3つの特徴を紹介します。

  • 暮らしに欠かせない仕事
  • AIではできない仕事
  • 電子部品や半導体の仕事

一つずつ解説します。

暮らしに欠かせない仕事

生活に欠かせない食品業界や電気、ガス、水道などのインフラ業界などは衰退しにくい傾向にあります。また、医療機関、警察、消防、移動手段に欠かせない交通などは、人々の生活を維持するために欠かせません。

インターネットを通じて商品やサービスのやり取りをするEC業界や、商品を配送してくれる物流業界は、コロナ禍以降需要が高まっている業界です。

さらに、ドローン技術の進出は、人手不足が懸念される農業や土木、建築業などの救世主となって、これまで以上に人々の暮らしを支える役目を果たすでしょう。

AIではできない仕事

高齢化社会が深刻化する中、高齢者向けのサービスはますます需要が上がってきます。特に介護や福祉業界では、食事や生活の補助を必要とするため、人の手が必要です。AIによって一部の業務の効率化は叶う一方、全てをAIで代替えするのは難しいでしょう。

また、医師や看護師などの医療職や保育職、介護職などは、人とのコミュニケーションや専門知識が要求される職種です。人が主となって仕事を行うため、AIには任せられない仕事といえます。

さらに、クリエイティブな仕事は、人間の感性や発想が重要視されます。独自の発想や複雑な感性は、AIでは生み出せません。

電子部品や半導体の仕事

電子部品や半導体は、主にテレビやパソコン、スマートフォン、自動車などに搭載されています。コロナ禍の影響で生産が減少し供給不足になるほど、今後の日本で必要不可欠な分野なのです。

また、電気自動車や自動運転技術の発展により、自動車用の電子部品や半導体は成長が加速しており、今後の需要が期待できます。メーカーの生産管理、営業、研究開発職などの業務が求められるでしょう。

将来性のない業界とは

今後伸びる業界がある一方で、AIの台頭により将来性が危ぶまれる業界もあります。ここでは、将来性がない業界を3つ紹介します。

  • 金融業界
  • メディア業界
  • 士業業界

順番に解説します。

金融業界

金融業界は安定したイメージがあるものの、物価上昇や企業の倒産リスクに加え、AIなどによる業務自動化によって変革期を迎えている業界です。また地方銀行はマイナス金利の影響で収益が厳しく、衰退の危機に直面しています。

さらに、フィンテック(Fintech)の台頭により、口座の入出金管理がスマートフォン一つで完了したり、AIを活用した資産運用の分析サービスが登場したりと、人を要する窓口業務が減少しています。人に代わってさまざまなサービスを最新技術で代用できれば、雇用の減少が懸念されるでしょう。

メディア業界

メディア業界の中でも、テレビや出版業界は衰退の危機にある業界です。現代は、無料視聴できるYouTubeやAmazon、Netflixなどの動画配信サービスの普及で、テレビ離れが深刻化しています。

また、電子書籍の普及でペーパーレス化が進んでいるため、本を購入する人が減っており、紙の書籍の販売を縮小している傾向にあります。書店の倒産や新聞の発行部数の減少など、すでに影響が出始めている業界といえるでしょう。

士業業界

税理士や司法書士などの士業業界は、定型的な事務作業が多く、AIの影響を受ける可能性がある業界です。士業を代行するアプリやシステムの台頭や会計ソフトの普及などで、税理士や司法書士に依頼しなくても、完結できる業務が増えているからです。

IT技術の発展により税制度の簡素化が進めば、仕事の範囲が狭まり雇用が縮小する恐れもあります。とはいえ、複雑な案件や高度な判断を要する業務では、専門家の知見が必要不可欠でしょう。

これから伸びる業界で必要なスキル

これから伸びる業界に転職するには、ある程度のスキルが必須となってきます。ここでは、以下の2つのスキルについて解説します。

  • クリエイティブ能力
  • デジタル技術

一つずつみていきましょう。

クリエイティブ能力

斬新なアイデアや感情を必要とする能力は、AIでは代替えされにくいでしょう。AIで文章を書くスキルや画像をデザインするツールは出てきたものの、まだまだ人間の発想力には叶いません。

例えば、Webサイトのデザインやイラストの動画作成は、人の感情や欲求をくみ取る必要があります。また音楽や芸術は、人の心を動かせるような独自性や発想力を要するでしょう。

クリエイティブな仕事に必須の資格はありませんが、Webデザイン技能検定や色彩検定などの資格は、より感度の高いクリエイティブな能力が身につきます。

デジタル技術

AI技術が進化する中、ITやWeb、プログラミングスキルは専門性を必要とするため、スキルがあると重宝されます。例えば、JavaやRubyはITエンジニアとして必要なプログラミングスキルです。また、HTMLやCSSはWebサイトなどで必要となる専門性の高いスキルです。

このような専門的なスキルは、就職するうえでも有利なスキルといえます。もし資格を取得する場合は、国家資格であるITパスポートや基本情報技術者を取得するのがおすすめです。

これから伸びる業界で働く

これから転職するなら、IT分野や暮らしに欠かせないインフラ分野など、将来性のある業界を狙いましょう。また、将来性のある業界に転職するなら、専門的なスキルや資格があるとより重宝されます。

これから将来性のあるIT業界に転職したいとお考えの方は、IT人材採用に特化したダイレクトリクルーティングサービス「HUGAN」がおすすめです。「HUGAN」は、経歴や求人条件をヒアリングしたうえで、ワンストップで転職活動を支援します。