転職を検討している方も転職活動中の方も、それぞれの悩みを抱えつつ、周囲には相談しにくいと悩んでいませんか。転職に関する知識やノウハウを得たいが、その方法がわからず悩んでいる方もいることでしょう。

そんなときに役に立つのが、本です。本記事では、2024年最新版として転職におすすめの8冊を厳選し、紹介しています。本を参考にする際の注意点とともにご活用ください。

転職活動において本を読むことがおすすめな理由

転職活動において、自己分析は重要ですがやり方がわからず戸惑ってしまう方もいることでしょう。その場合におすすめしたいのが、本を読むことです。本を読めば自己分析が深まり、自分の強みや弱みを客観的に見つめ直すことができます。

また、適切な本を選ぶことで、業界や職種に関する知識を深め、応募先に合わせた効果的なアプローチを取ることが可能です。さらに面接技術や成功事例を学び、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。

転職におすすめの本

転職活動は、孤独であり、時には視野が狭くなったり悩んだりすることもあるでしょう。ここでは転職活動中におすすめの本を紹介します。

ノウハウ本から視野を広げるための本まで、実際に役立った本ばかりです。ぜひ自分に役立つ本を選び、自己分析にお役立てください。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

終身雇用は崩壊しつつある一方、転職に対する心理的ハードルはそれほど低くなっていません。本書では「思考法」に重点を置いており、転職に関する情報だけでなく、情報を精査・分析するために役立つ学びが得られます。

「to do型(何をするか)」と「being型(どんな人でありたいのか)」の2パターンの人間が存在するとの説明もあり、自分はどちらのタイプなのかを考えることで自己分析やキャリアプランの深掘りにもつながるでしょう。

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド

転職活動を始める前に、そもそも自分の「やりたいこと」がわからず、悩んでいる方におすすめの1冊です。著者のオリジナル「自己理解メソッド」に関する詳しい説明とともに、好きなこと、得意なこと、大事なことのプロセスを踏むことで、本当にやりたいことが見つかると説いています。

「自己理解の公式」やワークなど思考整理がしやすくなるコツがいくつも用意されている点もポイントです。普段あまり本を読む機会がない人にとっても、理解できるようシンプルかつわかりやすくまとめられています。

転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

キャリアのオピニオンリーダーである著者、村上臣氏による新しい価値観へのアップデートの重要性が書かれた1冊です。従来の転職1.0は「転職=目的」、転職2.0は「転職=手段」と、新型キャリアへの移り変わりがわかりやすく解説されています。

IT系企業の転職に関する内容が多い点も特徴です。また「自分の市場価値を知る」ことの重要性や「すでに持っているタグ×新しいタグ」によるスキルアップからの市場価値向上など、具体的に役立つ情報も多数掲載されています。

「いつでも転職できる」を武器にする

「転職という選択肢」があることを知っておくだけで、仕事に対する考え方・取り組み方は大きく変化すると気づかせてくれるとともに「今の職場が嫌。だから転職したい」という考え方には、ストップをかけてくれる1冊です。

日本の転職事情や業界事情から始まり、「自分軸」の構築方法まで、幅広く記載されています。「自分の強みを探すためには、周囲からの感謝の声を深掘りする」「自分のキャラとフェーズの合う企業を探す」など、ハッとさせられるような気づきが多いでしょう。

伝え方が9割

「履歴書や職務経歴書での自己PRに自信がない」「面接やプレゼンが苦手」と感じている方におすすめの1冊です。コピーライターの著者が「伝える」プロとして技術を惜しみなく披露してくれています。

平凡な表現を非凡な「コトバ」に変えるためのテクニックや、自分の要求を「YES」と言わせるテクニックは、転職での自己PRや条件交渉にも使うことが可能です。すぐに実践できる内容ばかりではありませんが、日常的に活用することで、言語能力が高まり、自信が生まれてくることでしょう。

成功する転職面接 成否の9割は「準備」の質で決まる

一般的な自己分析ではなく転職のための自己分析に特化した1冊です。現役の転職エージェントである著者が、転職活動の「準備編」と「本番編」についてわかりやすく解説しています。

「自己分析で自分軸を見つけ、自分軸をもとに本番の職務経歴書と面接に備える」「目先の転職ではなく、10年後からの逆算」などの内容は、準備段階での不安解消に大いに役立つでしょう。転職活動にありがちな失敗例なども参考になります。

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

地方ホームセンター勤務(年収240万円)から転職・副業により、年収5,000万円になった著者が語る年収アップのコツが詰まった1冊です。「転職の目的は年収アップ」と考えている方には、特に参考になる点が多いでしょう。

「職種×業界」でおおよその年収が決まっているため、どちらかの軸をずらし年収アップを狙うといったわかりやすいノウハウが掲載されています。読了後は、本業、副業、転職を掛け算することで得られる価値の大切さに気づくはずです。

「35歳からの「人生を変える」転職」の概要

転職活動の中心は20代から30代前半といったイメージがあるかもしれませんが、こちらは30代後半、40代、50代で転職を考えている方におすすめの1冊です。自己分析やキャリアプランといった項目についてはほぼ割愛されているものの、情報入手から企業の選択、職務経歴書、面接と順を追ってわかりやすく記載されています。

「会いたいと思わせる職務経歴書」の作成方法は、特に役立つでしょう。また、志望企業のニーズをいかに読み取るか、また自分の強みをいかに生かすかといった戦略を立てる際には、強い味方になるでしょう。

本を参考にして転職を考える際の注意点

本を読むことで転職活動の成功が近づく一方、使い方を誤ってしまうと思うような成果が得られない可能性もあります。ここでは、本を参考にする際の下記3つの注意点について解説します。

  • 本の内容を鵜呑みにしすぎない
  • アウトプットを怠らない
  • 本の情報が古くなっている可能性もある

本の内容を鵜呑みにしすぎない

前提として、書籍に書かれているアドバイスや成功事例は、すべての人に当てはまるものではありません。著者の実体験により書かれたノウハウであっても、そもそも、体験した内容や知識が偏っている可能性があります。

転職に備えて本を読む場合は、1冊だけでなく、複数冊を読み、さまざまな情報源と併せて総合的に判断するとよいでしょう。本の内容を実践する際には、自分の状況や市場の現状を踏まえて慎重に判断することをおすすめします。

アウトプットを怠らない

本を一度読めば、すべての知識が身につき、実践できるわけではありません。知識や情報を得たうえで、職務経歴書の作成や企業研究、自己分析、面接練習などに活用することが重要です。例えば「エビングハウスの忘却曲線」によりますと、人間は1日後には、覚えたことの74%を忘れると言われています。

つまり、どれだけ納得し理解したつもりでも反復学習をしなければ、記憶に残らないというわけです。積極的にアウトプットすることで、知識の理解度はさらに深まります。模擬面接なども積極的に活用し、表面的な理解・準備ではなく、深層での理解を目指しましょう。

本の情報が古くなっている可能性もある

近年の技術の進歩や市場の変化は、めまぐるしいものがあります。そのため、過去の成功事例や効果的なアプローチが、現在では通用しない可能性がある点に注意が必要です。

数年前の履歴書の書き方や面接ノウハウも、今見ると「古臭い」と感じるかもしれません。本の情報を参考にする場合は、発行年を確認し、最新の市場や業界動向と照らし合わせたうえで、他の情報源も活用し、総合的に判断することをおすすめします。

本を読んで転職スキル・ノウハウを学ぼう

転職活動において本を読むことは、自己分析やノウハウを得る意味でも効果的です。知識を身につけられれば、自信を持って面接に挑むことができるでしょう。その一方、「情報を鵜呑みにしすぎない」「他の情報源とあわせて総合的に活用する」などの点には注意が必要です。

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